麻倉未稀、乳がん検診訴え「健康なうちに自分の体に興味を持って」

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2024年10月01日 21:15  ORICON NEWS

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乳がん検診を訴えた麻倉未稀(C)ORICON NewS inc.
 歌手の麻倉未稀(64)が1日、都内で開かれた『ピンクリボンフェスティバル2024 オープニングナイト麻倉未稀ライブ&トーク』に登場し、イベント後の囲み取材に応じた。「忙しいからこそ、自分の体を大切にしてほしい」と乳がん検診を訴えた。

【写真】自身も罹患し…ピンクリボン活動への思いを語った麻倉未稀

 麻倉は2017年、テレビ番組で乳がんが発覚。同年6月に左乳房全摘出・同時再建手術を受け、術後3週間でステージへの復帰を果たした。現在は地元の神奈川県藤沢市で「ピンクリボンふじさわ」と立ち上げ、乳がん検診の啓発活動、情報発信を行っている。

 麻倉は「私も忙しさにかまけてずいぶんと検査を怠っておりました。その結果、乳がんということになってしまったんですけど。乳がんは早期発見・早期治療できれば、寛解は難しくても、ある程度生活ができる」と早期発見・治療の重要性を強調。

 自治体から出る乳がん検診のクーポンに触れ「忙しいのは分かるんですけど、私みたいになってほしくない。ぜひ、クーポンを利用して検査に行ってほしい」と呼び掛けた。検査で再検査との結果が出た場合について「再検査はぜひ、行ってください。乳がんという結果が出る可能性は少ないです」と話した。

 その上で「でも何かしらが密かに潜んでいるところがあると思うで、忙しいからこそ、ご自身の体を大切にしてほしい。私も反省点がたくさんあります。健康なうちに自分の体に興味を持ってほしい」と訴えた。

 イベントで麻倉は名曲「HERO」をはじめ、デビュー曲「ミスティ・トワイライト」などを時には力強く、時にはしっとりと歌い上げた。そのほか、同じ乳がんのサバイバーであるフリーアナウンサーの河野美和氏とのトークでは、乳がん診断のきっかけや闘病中の思いなど自身の体験を語った。

 会場には主催者の日本対がん協会や、麻倉未稀ピンクリボン啓発活動、乳房健康研究会、日本乳癌学会、東京都によるブースが並び、乳房を意識する生活習慣「ブレスト・アウェアネス」の啓発やがん相談ホットラインなどの紹介などが行われた。

 ピンクリボン月間は毎年10月に開催され、「乳がん」の早期発見を啓発するためのキャンペーンが世界的に行われる。

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