神尾楓珠と桜田ひよりを主演に迎える、「爆風スランプ」のバラードソングにインスパイアされた『大きな玉ねぎの下で』に伊東蒼、藤原大祐、窪塚愛流、瀧七海の出演が決定し、手書きコメントが到着。また、彼らが登場する特別映像、そしてオンライン限定すれ違いビジュアルが解禁となった。
本作で描かれるのは、手紙やノートでのやり取りを通して、顔も知らない相手に恋をするラブストーリー。
SNSで繋がる時代に、あえて手書きで心の声を綴りながら関係を築いていくノスタルジックな世界観はもちろん、令和と平成2つの恋が交錯することも本作の大きな見どころの1つとなっている。
この度、1989年の平成初期を舞台に、手紙を通じて描かれる“もう1つの恋”を担うフレッシュな追加キャスト4名が明らかに。
秩父に住む高校生・池尻今日子役を演じるのは、『空白』『さがす』『世界の終わりから』など話題作に多数出演する伊東蒼。本作では病気を患いながらも、当時ペンフレンドと呼ばれた文通相手に淡い想いを寄せる女子高生を演じる。
本作について「好きな人が選んでくれた便箋と封筒、書いた文字、言葉や行間、どれも手紙ならではの宝物だと思います。この映画が私たちから、皆さんへの『お手紙』になってくれれば嬉しいです」と想いの詰まったコメントを寄せた。
そして三浦に住む高校生・虎太郎役には、映画『モエカレはオレンジ色』や「リビングの松永さん」などの藤原大祐。俳優として目覚ましい活躍を見せていることはもちろん、シンガーソングライターとしての一面も話題に。演じるのは、親友・大樹(窪塚愛流)に頼まれて手紙を代筆するうちに文通相手に恋してしまう男子高校生という役どころ。
藤原は「大樹を演じるのが愛流で本当に良かったです!共演3回目の僕と愛流だからこその、虎太郎と大樹の関係性も築けたと思います」とメッセージを贈る。普段から仲のいい2人が演じる虎太郎と大樹のシーンには期待が高まる。
そして、そんな虎太郎と同じ放送部に所属する府川大樹役を演じるのが、ドラマ「最高の教師1年後、私は生徒に■された」などに出演し、2024年には映画『ハピネス』で初主演を果たした窪塚愛流。本作では親友・虎太郎を振り回す(!?)快活でお調子者なキャラクターに扮している。
窪塚は「撮影の時は毎日、『大きな玉ねぎの下で』を聴いていました。みなさんもぜひ楽曲を聴いて、映画の世界観に入り込んでから、映画を楽しんでみて欲しいです」と楽曲モチーフの映画ならではの楽しみ方をコメント。
今日子の親友・谷崎明日香役には、映画『きさらぎ駅』『少女は卒業しない』、ドラマ「ブラックファミリア」「ブラッシュアップライフ」など立て続けに出演、今後の活躍が期待される新星俳優の瀧七海。本作では明日香を時には優しく、時には力強く支える親友を演じる。
本作への出演について、瀧は「実は、今回80年代のヤンキー少女を演じるために昔のヤンキー作品を観て研究しました。人情味溢れる明日香を演じるのはすごく良い時間でしたし、親友役の伊東さんとは監督に息がぴったりだと言われるぐらい空気感が合っているかと思います」とコメント。伊東と瀧の“あうんの呼吸”で繰り広げられる芝居に注目だ。
懐かしい空気が漂う平成初期を舞台に、次世代を担う若手俳優たちが魅せる瑞々しい“ピュアな恋”が繰り広げられていく。
■令和と平成――時代を超えて綴られる“ふたつの恋”を優しくも温かい歌声で包み込む特別映像
令和と平成、2つの時代で描かれる淡く切ない恋模様が切り取られた本映像。映像の冒頭では、1989年を舞台に、顔も知らないペンフレンドに、大切な想いを1文字1文字に込めながら言葉を綴る今日子(伊東)と虎太郎(藤原)の様子が描かれている。
スマートフォンもなければSNSもない時代に“手紙”で距離を縮めていく2人。住んでいる場所の違いや今日子の病気など様々な困難が立ちはだかり…。
そして、舞台は2024年に移り、同じ場所でバイトしながらもシフトの違いで会ったことのない丈流(神尾)と美優(桜田)の姿が映し出される。2人を繋ぐのは業務連絡用の“バイトノート”のみ。“いつか会ってみたい”と思いながら、言葉のやり取りを交わしていくうちに惹かれ合うものの、あと一歩が踏み出せず…。
名曲「大きな玉ねぎの下で」が紡ぐ、まだ顔も知らない相手に恋する2つの物語。すれ違う2組の男女は武道館の下で出会うことができるのか。言葉では表現しきれない、彼らの“伝えたい想い”に優しくも温かな歌声が寄り添う、エモーショナルな映像が完成した。
■神尾楓珠×桜田ひより、2人の“切ない横顔”が印象的なすれ違いビジュアル
この度公開されたビジュアルでは、先日解禁されたティザービジュアルとは打って変わって夕日に染まる海辺を背景に背を向けあう丈流と美優の姿が切り取られる。
さらに、「恋にスランプはつきもの」というコピーも。バイト先のノートを通じて言葉を交わし始めたことから、お互いの顔も知らぬまま次第に心惹かれていく2人。しかし、どこか切ない表情を浮かべるその横顔からは、すれ違いやひと筋縄ではいかない展開を予感させている。
追加キャストよりコメント全文
■伊東蒼
私も大切な人に気持ちを伝えたいときに手紙を書くので、この作品に出演できることを嬉しく思います。撮影前から役に合わせて、昭和の作品をみたり、今日子が恋する気持ちに近づけるように藤原さんの曲を聴いたりしていました。現場では、瀧さんが人見知りしがちな私に沢山話しかけてくれて楽しかったです。好きな人が選んでくれた便箋と封筒、書いた文字、言葉や行間、どれも手紙でしか得られない宝物だと思います。この映画が私たちから、皆さんへの「お手紙」になってくれれば嬉しいです。
■藤原大祐
台本を読んだ時、まるで小説を読んでいるような、5分の楽曲に込められたストーリーをより深く味わえた気分になりました。僕自身、手紙がすごく好きなので、虎太郎は自分に重なる部分が多く馴染みやすかったです。それに、大樹を演じるのが愛流で本当に良かったです!共演3回目の僕と愛流だからこその、虎太郎と大樹の関係性も築けたと思います。色んなことが便利になって、つい楽な道を探してしまう現代だからこそ、忘れかけていた大切なことに気づかせてくれる作品です。どこか懐かしさを感じる、人間の温かみに溢れたこの映画をぜひ劇場でご覧ください。
■窪塚愛流
台本を読んで「文通」の魅力を改めて認識し、今より少し不便だった80年代が逆に羨ましくなり、憧れを抱きました。その時代の回想シーンなので、動きや台詞の言い回しなど工夫を混ぜて演技しています。そして、親友役が大祐と聞いたときは、嬉しくてガッツポーズしてしまいました。大祐の唐突に仕掛けてくる芝居が大好きです。撮影の時は毎日、「大きな玉ねぎの下で」を聴いていました。みなさんもぜひ楽曲を聴いて、映画の世界観に入り込んでから、映画を楽しんでみて欲しいです。
■瀧七海
爆風スランプさんの名曲「大きな玉ねぎの下で」は、家族がいつも歌う慣れ親しんだ曲でしたので出演が決まった時は胸が熱くなりました! 実は、今回80年代のヤンキー少女を演じるために昔のヤンキー作品を観て研究しました。人情味溢れる明日香を演じるのはすごく良い時間でしたし、親友役の伊東さんとは監督に息がぴったりだと言われるぐらい空気感が合っているかと思います。多くの方に愛されている楽曲が、この作品を通して世代を超えさらにたくさんの人に届きますように。
『大きな玉ねぎの下で』は2025年2月7日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)