宝塚記念覇者が京都大賞典で始動 「唯一のGI馬」の意地で重賞連勝なるか

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2024年10月03日 08:00  netkeiba

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宝塚記念を制したブローザホーン(今年6月撮影、ユーザー提供:ひらまさん)
 宝塚記念でGI初制覇を果たしたブローザホーン(牡5、栗東・吉岡辰弥厩舎)が。京都大賞典(3歳上・GII・芝2400m)で重賞連勝を狙う。

 ブローザホーンは父エピファネイア、母オートクレール、母の父デュランダルの血統。母はJRAで4勝。1200mで2勝、1600mで2勝の短距離馬だったが、本馬は父の影響が強く出たようで、中長距離向きとなった。また、叔父のデザートスネークはダートでオープンまで出世している。

 ここまで21戦7勝。勝ち上がりに9戦を要し、初勝利は3歳の6月だったが、そこから着実に力をつけてきた。昨年の札幌日経オープンを6馬身差で圧勝。続く京都大賞典は心房細動で競走中止となったものの、仕切り直しの日経新春杯で重賞初制覇を果たした。その後、所属していた中野栄治厩舎が定年解散となったため、吉岡辰弥厩舎に転厩。阪神大賞典は3着、天皇賞(春)は2着とテーオーロイヤルに連敗を喫したが、前走の宝塚記念でGIタイトルを手にした。今まさに充実期。今秋の古馬中距離戦線を引っ張る存在であることは間違いない。

 これまで幾多の名馬が秋初戦に選んできた伝統のGII戦だが、意外にも同年の宝塚記念勝ち馬の制覇は少ない。グレード制が導入された84年以降に限ると、93年のメジロマックイーン、00年のテイエムオペラオー、15年のラブリーデイの3頭のみ。そして参戦自体もラブリーデイ以来で9年ぶりとなる。果たしてブローザホーンは偉大な先輩3頭に続けるか。メンバー中唯一のGI馬として、初の59kgも克服し、意地を示したい一戦となる。

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