NHK朝ドラ「おむすび」松平健“のぼせもん”祖父に「即行動」の共通点「役で年齢バレる…」

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2024年10月03日 08:15  日刊スポーツ

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朝ドラ「おむすび」で自由奔放なヒロイン橋本環奈の祖父役を演じる松平健

橋本環奈が「平成ギャル」のヒロイン米田結(よねだ・ゆい)にふんし、ギャル文化と出合い、後に栄養士となり、縁、人、未来を結んでいく様を描くNHK連続テレビ小説「おむすび」がスタートした。


地元福岡で暮らす結の祖父役は松平健(70)。ホークスファンで「情に厚く、困っている人がいたら放っておけない」自由奔放な“のぼせもん”として、異彩を放っている。


朝ドラは初出演の松平から3日午前、制作のNHK大阪放送局を通じて、コメントが届いた。


     ◇     ◇     ◇


−出演が決まったときの気持ちは?


松平 朝ドラへの出演は初めて。若い頃よくお昼の再放送を見ていて、ホームドラマに憧れがあり、出てみたいと思っていたので実現してとてもうれしいですね。時代劇をご覧になる方は私に若々しいイメージを持っていらっしゃるかもしれませんが、今回演じる永吉は年相応の役。年齢がバレてしまうかな(笑い)。


−永吉について


松平 永吉は農家なんだけど、なかなか農業を手伝わない、家族を引っかき回す自由奔放で気ままなおじいちゃん。外に出るのが好きで話題になったところへすぐ行っちゃうし、自分がその話題の人や出来事に関わっていると話します。


孫の歩(仲里依紗)と結(橋本環奈)をかわいがる、愛ある人ですが、息子の聖人(北村有起哉)とは取っ組み合いみたいなケンカも。行動派の永吉と真面目で細かく考えるタイプの聖人は正反対なので、お互いにおもしろくないんでしょう。こういう役はやったことがなかったので、演じていて楽しいですよ。


永吉の自由に出歩くところは、私自身と似ているかもしれませんね。私も思いついたらすぐに行動する方です。


−撮影現場の雰囲気や共演者とのエピソードは


松平 現場は楽しく、和やかに過ごしています。芸人さんも多く出演されていて「糸島ファイブ」と呼ばれる方々が、前室でものまねを披露してくれます。おかげでチームワークが良くなりました(笑い)。


佳代役の宮崎美子さんが、糸島ロケでもらった苗から大きなキャベツを育てて現場に持ってきてくれたので、みんなで食べたこともあります。ギャルとのドラマ共演は今回が初めてなので、「普段どうしてるの?」と聞いたら「雑誌のモデルとかYouTubeやったりしてます!」と言っていました。


北村さんとは台本上、2言くらいの親子ゲンカを長く続けて撮るなど、アドリブで芝居することもあります。いつもとは違って糸島ことばでやらなきゃいけないのが、ちょっと苦労するところですね。


「こういう言い方をする」と2、3個ほど案を用意して撮影に臨んでいます。


−ヒロインの橋本環奈は


松平 明るくていい子。初めて一緒に撮影したのは、永吉が結を連れていった野菜売りのシーン(第1週)でした。「(野菜は)形が悪かろうが、見てくれがひどかろうが、この世にクズなんてもんはなか」という永吉のセリフは、「おむすび」に出てくるギャルたちにも通じるセリフだったんじゃないかと思います。


−視聴者へのメッセージを


松平 「おむすび」では家族のだんらんやもめ事などいろいろありまして…。そんな中での結と歩の成長、米田家の家族としての成長をお楽しみいただければと思います。ほのぼのしたところもあれば、もうワチャワチャしたところもあっていろんな面を見てもらえるのではないしょうか。


視聴者の皆さんには永吉がおもしろいおじいちゃんに映るのか、うるさいおじいちゃんに映るのか…(笑い)。一生懸命やっていますのでどうぞご覧ください。

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