レバノン邦人退避へ自衛隊機出発＝ギリシャ、ヨルダンで待機へ―防衛省

　イスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘が激化するレバノンからの邦人退避に備え、航空自衛隊のＣ２輸送機が３日午前、待機先の周辺国・ヨルダンとギリシャに向け、出発した。イスラエルの地上侵攻などで情勢は緊迫しており、到着後は退避に向けた準備を進める。

　防衛省によると、３日午前８時ごろ、隊員や機材を積んだＣ２輸送機２機が空自美保基地（鳥取県）を離陸した。９月２７日に木原稔前防衛相が周辺国での待機を命じていた。邦人退避を実施する際には改めて防衛相が命令を出す。