ユニクロ、秋冬の最注力商品「PUFFTECH」 特徴は?

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2024年10月05日 08:31  ITmedia ビジネスオンライン

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ITmedia ビジネスオンライン

PUFFTECH(プレスリリースより引用、以下同)

●プロダクトInsights


【画像】ユニクロ秋冬の目玉「PUFFTECH」(全3枚)


日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。


 ユニクロは今年の秋冬シーズンにおいて、「PUFFTECH(パフテック)」シリーズに最も力を入れている。パフテックは東レと共同開発した機能性中綿を使用したアウター。昨年夏頃にテスト販売したところ売れ行きが好調だったため、今年はラインアップを拡充した。


 パフテックの商品ラインアップはメンズ、レディース、キッズ合わせて全15種。ベストやパーカー、ジャケットなどを用意した。価格は2990〜1万2900円。


 東レと共同開発した機能性中綿は、ダウンの構造を化学繊維で再現している。2種類の繊維で構成された中綿は、一本一本が空洞でバネ状になっている。毛髪の約5分の1の極細繊維を含む粒綿が空気の層を作ることで、高い断熱効果と保温性を実現した。雨や霧など湿度が90%以上の環境下でも保温性が下がりにくい他、表生地には撥水機能を備えた。自宅で手洗いでき、ダウンに比べて速く乾くという。


 独自構造の粒綿により、ダウンより綿抜けがしにくく、中に着ている洋服に綿が付きにくい。この特性により、ダイヤやブロック状など幅広いキルトのデザイン展開が可能となった。


 東レGO事業部部長、大川倫央氏は「ヒートテックやエアリズムに次ぐ、新しい代表的な機能性商品となるよう今後も開発に注力する」とコメントした。ユニクロR&D統括責任者の勝田幸宏氏は「昨今、アウターウェアはより暖かく軽いものが求められている。今後、パフテックが幅広い生活シーンにおいて着用いただける新たな定番となることを願う」と期待を寄せた。



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