ここ数年でブームとなった「車中泊」。現在では多くのメーカーから、車中泊に適した車両が続々と登場しています。本格的なキャンピングカーでなくとも、手軽に車旅を楽しめますよ。
今回の記事では、2024年現在販売されている車両の中から、車中泊ユーザーである筆者が「車中泊に適した車」を紹介します。これから車中泊用に車を購入予定の人は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
●車中泊におすすめの車1:日産 キャラバン
車中泊におすすめの車1つ目は「日産 キャラバン」です。車は高価な上に、駐車場代や車検代、税金、ガソリン代などの維持費も必要となります。せっかく購入するなら、車中泊に使用するだけではなく、コスパ面も考えて普段使いもできる車両であることが理想ですよね。
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日産キャラバンはスペースを徹底的に使えるワンボックスカータイプ。車内で快適に過ごせる広さがあり、普通車サイズなので街中での取り回しにも困りません。
頻繁に車中泊をするなら、おすすめは車内でゆったりと過ごせるロングボディ&ハイルーフタイプです。足を伸ばして横になるスペースを確保できるだけでなく、天井高もあるため車内での着替えもスムーズです。荷物もたっぷりと積み込むことが可能です。
またキャラバンには、充実した車中泊仕様の車両もいくつかあります。「キャラバン マルチベッド」は、荷室に跳ね上げ式のベッドシステムを装備。フロアパネルは水や汚れを簡単に拭き取れる加工が施されており、まさにアウトドア仕様です。
さらに、お気に入りの部屋をそのまま持ち出したような快適さを実現した「日産キャラバン MYROOM」もおすすめです。
木目をふんだんに使用した温かみのあるインテリアは、おしゃれで居心地良く、まるでホテルのようです。ベッドとテーブルの組み合わせ次第で、リビングモード・ベッドルームモード・ダイニングルームモードと、シーンに合わせたアレンジもできます。
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●車中泊におすすめの車2:スズキ エブリイワゴン
「スズキ エブリイワゴン」は軽バンのため、普段使いにも便利な車種の1つ。車中泊のような趣味と普段使いの両用にぴったりの車です。
車両自体のサイズは小さめですが、室内寸法は1355(室内幅)×1420(室内高 ハイルーフ)×2240(室内長)mmと、想像より広めです。長身の人でも、足を伸ばして横になることができます。
1〜2名の車中泊に対応できるだけの広さと、移動時の快適性を兼ね備えている点が、エブリイワゴンの魅力です。シートを倒すと車内はフルフラットになりますが、写真のようにシートの繋ぎ目部分などにでこぼこができてしまいます。
このでこぼこを解消して寝心地を良くするためには、車中泊(またはキャンプ用)のマットが必須。シート上に車中泊マットを敷くだけで、快適に眠ることができます。
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さらに、エブリイワゴンには専用アクセサリー「2段ベッドセット」もあります(別途購入が必要)。エブリイワゴン車内に設置することで2段ベッド仕様となり、乗車定員4人全員が、足を伸ばして寝ることが可能です。
4名で就寝が可能になれば車中泊はもちろん、緊急時にも対応できます。必要に応じて、2段ベッドセットの購入も検討してみてください。
●車中泊におすすめの車3:トヨタ ノア
Mクラスミニバンの「トヨタ ノア」は、ファミリー層に人気の車種で、快適性も高め。乗車人数は7〜8人(グレードによって異なる)となっています。
大人数が乗れるミニバンなので、家族での買い物やおでかけ、通勤など普段使いも可能です。車中泊の際には2列目と3列目のシートを倒すことでフルフラットになり、就寝スペースを確保することができます。
ラゲッジスペースが広いので、荷物をたくさん積み込むことができる点もうれしいポイントです。
こちらもエブリイワゴンと同様、車内のシートを倒すことでフルフラットにはなりますが、シートにでこぼこができるため、キャンプ・車中泊用のマットをシート上に敷いたり、隙間を埋めるアイテム(タオルなど)を使用する必要があります。
また乗車人数は7〜8人ですが、商用バンやキャンピングカーほどの広さがないため、ゆったりと眠るためにも、大人2人&子供1人での就寝がおすすめです。乳幼児など小さい子供であれば、少し窮屈にはなりますが、大人2人&子供2人の合計4人での就寝も可能です。
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