ラグビー「リーグワン」1部のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)が、5年以内のホストスタジアム確保を目指す。
5日、東京・江戸川区内で12月開幕の今季に向けた記者会見を開催。OBで新ゼネラルマネジャー(GM)に就任した前川泰慶氏(39)は「達成したいミッションが2つある。1つは黄金時代を作りたい。連覇をしないと一時代を築いたとはいえない。2つ目はホストスタジアムをしっかり持ちたい。地域に根差すことで、ファンも広がっていく」と明確な指針を示した。
昨季までGMを務めた石川充氏が、新たに「ビジネススポンサーシップ・プロデューサー」を担う。5年以内に江戸川区で1万5000人収容のスタジアム確保を目指す意向で、石川氏は「区民の皆さまとのつながりを濃くしたい。江戸川区内でオレンジを探してほしい」と呼びかけた。今後は区内の銭湯とのコラボレーション、マルシェなどが企画されており、地域と連動しながら、従来以上に区民との距離を縮めていく。
23年春にはリーグワン初となるネーミングライツを取得し、江戸川区陸上競技場が「スピアーズえどりくフィールド」となった。今季は「MAKE YOUR “ORANGE”−あったかいスタジアム−」をホストゲームの合言葉に設定。チームカラーのオレンジに包まれた空間で非日常が味わえ、一体感に包まれた雰囲気づくりを目指す。ファンクラブは年会費3000円の1プライス制。チーム関係者は「ファンの垣根を低くして、間口を広げる狙いがあります」とし、ライト層へのアプローチを続けていく。【松本航】
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