【バレー】SVリーグ12日初戦の北海道は陳建禎が主将就任「やりたくなかったけど」苦笑い

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2024年10月05日 18:29  日刊スポーツ

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ヴォレアス北海道の陳は、サーブのポーズ(撮影・中島洋尚)

バレーボールの国内新トップリーグ・SVリーグが、11日に開幕する。男子のヴォレアス北海道は5日、アウェーで迎える12日の初戦(対日本製鉄堺)へ向け、旭川神社への必勝祈願とメンバー発表会見を実施した。7季ぶりに復帰した元台湾代表・陳建禎(34)が新主将に就任した。


午前9時前、神社に到着するとすぐに加藤伊織GM(37)が、陳の耳元で「キャプテンに決まったよ」とささやいた。4日の選手間投票で1番多く票を集めたのは、パナソニック(現大阪B)やJT広島(現広島)でプレーし、チーム創設年の17−18年以来、7季ぶりに戻ってきたベテランだった。「僕より若い選手ばかりだけど、試合で楽しんでもらえたらうれしい。(主将は)やりたくなかったけどね」と、苦笑いしながら言った。


チームの得点源で、エースの張育陞(24)について「特に成長をサポートしたい。僕がレシーブして、張が点数を取れたら1番良いね」と約束する。同郷・台湾の後輩とは8月上旬の合流から同じアパートに住み、お互いに料理を作り合うなど、私生活でもコミュニケーションを取る。「僕はカレーライスぐらいだけど、張は台湾料理の三杯鶏(サンペイジー)も作ってくれる。うまいですよ」と言う。


他の選手が具体的な目標への言及を控える中、陳はきっぱりと「(10チーム中6位までの)チャンピオンシップ(プレーオフ)出場が目標」と言い切った。Vリーグ1部9位だった昨季からの飛躍へ、最年長のベテランが、ヴォレアスをけん引する。【中島洋尚】


○…2メートル超えの新加入外国人選手2人が、得意プレーと意気込みを語った。エストニア出身で205センチのMBティモ・タンメマー(32)は「アタックとサーブが強み。この土地の自然も、リーグ戦も楽しみたい」。ウクライナ出身で215センチのOPニキタ・ゾロトゥーヒン(21)は「母国に平和な環境が戻ることを願っています」と祖国を気遣いながら、「テクニックやフィジカル面を見てほしい」と語った。

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