俳優織田裕二(56)が陸上の世界選手権に帰ってきたー!
5日、東京2025世界陸上財団から、来秋の東京大会(9月13〜21日)のスペシャルアンバサダーに就任したと発表された。織田が同選手権に関わるのは22年オレゴン大会以来、3年ぶりとなる。
東京・国立競技場で会見に臨み、同席の男子短距離サニブラウン・ハキーム(25=東レ)に200メートル再挑戦を期待。サニブラウンも要望に応え、さらなる進化を誓った。
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織田は来年の世界選手権でメイン会場となる国立競技場へ足を踏み入れると、大きな声を響かせた。
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「戻ってきちゃいました!」
TBS系の中継では、97年アテネ大会から13大会連続でメインキャスターを歴任。東京での世界選手権は34年ぶりの開催で、自身が関わるのは初となる。前夜は興奮で寝られなかったといい「一生に1度のチャンス」と胸を高ぶらせた。
就任初日から“織田節”は全開。会見で右横に座ったサニブラウンへは「100の練習ばっかしないで、200もやってほしいなぁ」と異例の要望を口にした。
世界選手権100メートルで日本人初の2大会連続決勝進出中のサニブラウンは、15年世界ユースで200メートルとの2冠を達成。21年東京五輪後は100メートルに専念しているが、当時を知る織田は「僕が言うのもおこがましいけど、もともと後半の伸びはあったかな」と指摘した。
これには当人も「ちょっと落ちている」と受け止め、「おとなしく200メートルを走ります」と宣言。「100だけでなく、200もリレーもある。全身全霊で頑張っていければ」と力強く誓った。
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織田はもともと陸上は未経験。学生時代は「自分から一番遠いスポーツ」と感じていたが、取材を重ねるうちに「世界一が分かりやすい。見るのがこんなに楽しいんだ」と心をつかまれた。
日本では3度目の開催となる陸上の祭典。「競技場でしか味わえない瞬間がある。(会場で)ぜひ味わってほしい」と言葉に熱を込めた。【藤塚大輔】
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