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<バスケットボールB3:新潟84−73八王子>◇5日◇第2節◇アオーレ長岡
新潟が2季ぶりにホーム開幕戦を勝利で飾った。八王子に84−73で競り勝った。
PG五十嵐圭(44)が15得点と、開幕から3試合連続で2桁得点をマーク。第1QにB1(レギュラーシーズン)とB3の通算3000得点を3点シュートで達成するなど、7本中4本のロングショットを決めてチームを勢いづけた。新潟はホーム連勝を狙って今日6日も八王子と対戦する。
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アオーレ長岡に集まった2800人の観客が湧いた。MIP(最優秀インプレッシブ選手)に選出された試合後のインタビュー。五十嵐は「久しぶりのアオーレ長岡。この景色を見るために戻ってきました」とファンへの思いを伝えた。応えるように、会場からひときわ大きな拍手が起きた。
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要所で3点シュートを決めた。「ギアを上げた」という第3クオーター(Q)、45−45からこの日4本目の3点シュート。当時B1だった21年5月10日の島根戦以来、1244日ぶりに新潟のユニホームを着てのプレーは15得点。そのうち4本が3点シュートだ。
「劣勢になった時、チャンスがあったら打っていく」と意識した。第1Q、ジャンプショットで2点を挙げて通算2998点とした後、12−14から3点シュートを成功。通算3001得点にしてリードを奪った。第2Q、37−41から追い上げの3点シュートで1点差にした。要所でことごとくビッグショットを沈めた。
開幕のアウェーさいたま戦(9月27、28日)は、五十嵐は16点と12点。ただ、2戦目で敗れて連勝は逃した。「2つ勝つ」と意識し入ったホーム開幕戦。もう1つの持ち味のアシストは1と、自ら迷わずシュートを打つ姿勢でチームを乗せた。それでも「試合の入りと終わり方が課題」と、終盤9点差まで追い上げられた反省も忘れない。チームを引き締めながら、18年の秋田戦以来のホーム開幕連勝を狙う。【斎藤慎一郎】
○…鵜沢潤監督(42)は「やはりいいですね」とホーム戦の勝利を喜んだ。選手として17年から3季在籍。引退した古巣の雰囲気に「現役時代を思い出した」と監督としてのホーム白星に笑みを見せた。もっとも試合は前半にリードされるなど、相手の外国籍選手の3点シュートにてこずった。第3QにSGアント・ネルソン(26)のスチールからレイアップなどで勢いを取り戻した。「守備の強度など、明日(6日)は最初からやらないと」と選手に気持ちの切り替えを促した。
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