INI尾崎匠海、アイドルと並行したドラマ仕事で感じる“責任” 高校時代からの活動が実った今「諦めそうになる瞬間はたくさんあった」【「ライオンの隠れ家」インタビュー】

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2024年10月06日 07:04  モデルプレス

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モデルプレスのインタビューに応じた尾崎匠海(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/10/06】10月11日(金)よる10時スタートのTBS金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』(毎週金曜よる10時〜)に出演するINI(アイエヌアイ)の尾崎匠海(おざき・たくみ/25)にモデルプレスがインタビュー。INIでも随一の演技派として知られる彼だが、ドラマ仕事への向き合い方一つとっても「INIを知ってもらうきっかけの一つになれば」とグループの一員としての意識を欠かさない。監督からのオファーで出演が決まったという“愛され”後輩記者・天音悠真役を演じる心境をじっくり聞いた。

【写真】INI尾崎匠海、GP帯連ドラ初出演「アンメット」での姿

◆新金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」

本作は、柳楽優弥演じる市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人と坂東龍汰演じる自閉スペクトラム症の美路人の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。桜井ユキ演じる、洸人たちに近づいてくる週刊誌記者の工藤楓の後輩記者・天音を演じる尾崎はTBSドラマ初出演。「アンメット ある脳外科医の日記」(カンテレ・フジテレビ系/4月期)から今年2クール目のドラマ出演となる。

◆尾崎匠海、監督からのオファーで出演決定「すごく嬉しかった」

― まず、作品の印象からおうかがいします。台本を読んだときの感想を教えてください。

尾崎:兄弟愛がテーマの一つになっているヒューマンドラマなので、そういった部分が刺さる人が多いんじゃないかなと感じました。オリジナル脚本のヒューマンサスペンスということで誰も展開を予測できないですし、まだ僕も分からないです。そういったワクワク感を、自分も視聴者の方々と一緒に楽しみながら観られたらいいですね。天音が事件にどう関わっていくのか、そしてどう成長していくのかにも注目していただきたいです。

― 今年2作目のドラマ出演となりますが、演技のお仕事が続く心境についても教えてください。

尾崎:すごく光栄ですし、監督がオファーしてくださったので、それに応えられたらいいなと思います。今までやってきた活動と繋がっている感覚はすごくありますし、このドラマもそうですが、関わってくださったみなさんが一緒にお仕事をしたいと思ってくれてオファーに繋がることもあると思うのですごく嬉しかったです!また一緒にお仕事をしたいな、と思ってもらえるように作品と一生懸命向き合っていきたいですし、初めて挑戦するテーマの作品なので新しい引き出しも増えるんだろうな、と思いながら臨んでいます。

◆尾崎匠海、メンバーから愛ある“イジり” 要注意人物は誰?

― 出演を聞いたメンバーの方々の反応はいかがでしたか?

尾崎:みんな喜んでくれつつ、イジられることも多いですが、ちゃんと観てくれますし、感想も言ってくれます。セリフを覚えていじってくることも多くて、今回も天然な感じのキャラクターなので、印象的なシーンをどんどん作っていけたらと思っています!西くん(洸人)と京介(藤牧)はいじってくることが多いので要注意人物ですね(笑)。雄大(佐野)と柾哉くん(木村)もたまに言ってくるかな…。

― 柳楽さん演じる主人公は西さんと同じ“洸人”ですね。

尾崎:本人に言いました(笑)。喜んでいました!

◆尾崎匠海、“愛され後輩キャラ”での役作り「僕は生意気ではないです」

― “愛され後輩キャラ”といった天音の役作りではどのようなことを意識していますか?

尾崎:天音はすごく生意気で真面目な…真面目だけど生意気な役で僕と似ている部分もたくさんあるので、これまでの経験を活かしつつ、足りないものを引き出してどんどんいいキャラクターにしていきたいです。楓との“でこぼこコンビ感”がより見えるように、生意気さをしっかり出したほうがいいのかな、ということを汲み取ったので、僕は生意気ではないですけど(笑)、そういう部分をもっと出していけたらいいな、と思いました。

あとは、記者という役柄なので、例えば居酒屋やカフェで人の話を盗み聞いてみることなどを意識しながら日常を過ごしています。監督から記者用のカメラをお借りしたので、実際に撮ってみたり操作してみたり、カメラに慣れるように準備もしました。

◆尾崎匠海、アイドルと並行したドラマ仕事への手応え「INIとしての責任を持ちながらやらないといけない」

― アイドル活動と並行しながらの演技のお仕事も行っていますが、手応えは感じられていますか?

尾崎:お芝居自体は高校生のときに何度か経験したことがあったのですが、ドラマや映画の世界にもすごく興味があったので、グループ活動と並行できていて、今すごく充実していますし、INIを知ってもらうきっかけの1つになればいいなと思って活動しています。

― アイドル、俳優の活動がそれぞれにプラスに影響する場面はありますか?

尾崎:やっぱりMVでカメラに撮られる機会が多いので、顔の角度などの意識はできているんですけど、それが演技で使いこなせているかは…(笑)。ただ、ある程度のカメラワークが把握できることは、アイドルをやっていて良かったなと思うことが多いです!多くの方が観るドラマに出演させていただくからには、INIとしての責任を持ちながらやらないといけないと思っていますし、作品をきっかけに知ってくださってファンになってくれた方もいらっしゃることが少しずつ実感できていてありがたいです。INIをもっと知ってもらうためにお芝居の幅を広げてちゃんと向き合っていきたいと思っています。

― お忙しい中で台本はどのように覚えることが多いのでしょう?

尾崎:今までは、台本をもらってからすぐの1〜2ヶ月前に覚えていたのですが、いろいろな方からもう少し撮影に近いタイミングに覚えているとお聞きしました。「それが答えなのか!」と思って、今回はそういうやり方でやりたいと思っている段階です。先に覚えすぎて少し作り込みすぎたことがダメだったと反省する部分もいっぱいあったので、今回は新鮮さを大切にして、自然にできたらいいな、と思っています。

◆尾崎匠海、先輩共演者への印象は

― 桜井さん、入山法子さん(須賀野かすみ役)とご一緒にクランクインされたそうですね。

尾崎:僕らは3人とも今日がクランクインだったということで「せーの」で始められる方がいらっしゃったことがすごく良かったです。安心して現場に挑めましたし、徐々にお芝居の空気感が出来上がってきている感じです。既に出来上がっている状態から作り上げるんじゃなくて、1から空気感を作り上げられたのは、クランクイン当日の3人だからできたものなんじゃないですかね。

― 柳楽優弥さん、坂東龍汰さんの印象はいかがですか?

尾崎:実際に共演したシーンはまだないのですが、柳楽さんに関しては映画で何度か拝見したことがあって、役柄ごとにまったく違う人がそこに存在していたので、今回の共演がすごく楽しみです。坂東さんは、今回すごく難しい役柄だと思うので「どうやって演じるんだろう?」と思っていたんですが、予告だけを観ても引き込まれる演技力だったので、放送が楽しみになりました。

◆尾崎匠海が考える家族愛はメンバー

― 家族愛についても描いていく作品ですが、尾崎さんにとっての「真の家族愛」とは?

尾崎:メンバーとはグループをやっているからこそわかる愛もあると思っています。本当の家族ではないのですが、どこか家族のような存在でもあるし、仕事仲間でもあるし…。不思議な感覚ですが愛を感じる場面が多いです。

― 洸人と美路人の兄弟愛も描かれていきます。尾崎さんは一人っ子かと思いますが、兄弟がいる方々についてはどんな印象がありますか?

尾崎:寂しがりやな人が多い印象です。上京などを経験すると、1人になる場面が多いと思うのですが、そういったときに「寂しい」と気軽に言えることは兄弟を持つ人の特徴かな、と思います。僕も寂しいと思うことはあるのですが、口に出して言うことはないので、そこは兄弟がいる方のいいところですよね。

― もし兄弟ができるとしたら、お兄さん、お姉さん、弟さん、妹さん、誰がいいですか?

尾崎:兄でいたいです。実際は一人っ子で「見本になれるような存在でいたい」などと思うことが少ないので、もうちょっと責任感のある人間になるにはお兄ちゃんの方がいいのかな…。いや、今責任がないわけじゃないですけど(笑)、もっと責任感を持てるように生まれ変わってみたいです。

◆尾崎匠海の夢を叶える秘訣

― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、尾崎さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

尾崎:諦めないことはすごく大切だと思います。高校生からいろいろな活動をして今に至るのですが、まだちゃんと成功したとは思っていません。まだ夢もたくさんあるのですが、諦めそうになる瞬間はたくさんあったし、本当に辞めようと思った瞬間もありました。でも、やっぱり諦めなかった自分がいたからこそ、ちゃんと成功に繋がっている実感があるので、夢を決めたら、まずは諦めないでほしいです。夢を叶えるまでには多分失敗することの方が多いですが、失敗をしないと成功はないと思うので、いっぱい失敗して、それでも諦めないことが重要だと思います。

― 尾崎さん自身がなにかを諦めそうになった瞬間に助けられたきっかけはなんでしたか?

尾崎:やっぱりちゃんと芯があったからだと思います。僕の場合は「歌を届けたい」「こういう世界に入りたい」とか、そういった思いがあったからできたと思っているので、やっぱり思いは強く持っておくべきだと感じています。そこが薄れてしまうと諦めてしまうかもしれないので、そういった芯をなにか一つでも作っておけば、諦めずに強くなれるはずです。

― 今新しく夢を挙げるとしたら?

尾崎:まだINI単独での東京ドーム公演をできてないので、まずはそこを叶えたいです。INIが夢として掲げているアジアツアーも実現したいです。

― ありがとうございました!

◆インタビュー裏話

クランクイン初日当日にリモートでのインタビューも実施した今回の取材。ロケバスの中ということで電波が不安定な場面もあったが「いけたはず!」と明るく自ら確認する姿で記者たちの間に温かい空気が流れた。新たな夢を挙げるにしても個人ではなくINIとしての夢を真っ先に語る瞳には、俳優として着実に経験を積みながらもアイドル、グループとしてのこれからを考えながら進む尾崎らしい輝きが秘められていた。(modelpress編集部)

◆尾崎匠海プロフィール

生年月日:1999年6月14日
血液型:O
出身:大阪府
身長:173

2021年にサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」から誕生したグローバルボーイズグループINIとしてデビュー。2024年2月に初の単独ドーム公演を京セラドーム大阪で開催。尾崎はカンテレ・BSフジ「コンビニ★ヒーローズ 〜あなたのSOSいただきました!!〜」(2022)でドラマ初出演。テレビ朝日系「月読くんの禁断お夜食」(2023)、カンテレ・フジテレビ系「アンメット ある脳外科医の日記」への出演歴がある。

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