KLMオランダ航空、自動化や機械化で労働生産性向上　投資も再検討

KLMオランダ航空は、運航や財務体質強化の施策を公表した。短期的に営業利益を4億5,000万ユーロ改善することを目指している。

自動化や機械化、欠勤の削減により2025年までに労働生産性を5％向上させる。パイロット不足の解消に向けた体制を整えるほか、エンジニアと部品供給の不足による減便を減らす。

また、新本社ビルやエンジニアリング＆メンテナンスビルなど、安全やコンプライアンスを除く全ての投資は再検討され、延期する見通し。運航に直接関与しない業務のアウトソーシング、売却、廃止の選択肢も検討する。

可能な限り機体に関する投資を維持し、機内プロダクトの改良と新プロダクトの導入、ケータリングの拡充、機内レイアウトの最適化といった施策により、1億ユーロ以上の増収を目指す。