市川團十郎、息子と歩んだ襲名披露興行“大千穐楽”へ 31歳当時を「走馬灯のように」回想

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2024年10月09日 17:27  ORICON NEWS

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31歳当時を回顧した市川團十郎 (C)ORICON NewS inc.
 歌舞伎俳優の市川團十郎(46)と息子の市川新之助(11)が、大阪松竹座での『市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台』の初日を翌日に控えた9日、同所で意気込みを語った。

【写真】凛々しい顔つきの市川新之助

 2022年11月に東京・歌舞伎座で幕を開けた襲名披露興行を、大阪松竹座の『十月大歌舞伎』(10月10日〜26日)で締めくくる。今月5日には、大阪成田山不動尊(成田山大阪別院明王院)に襲名を奉告。この日、本尊・不動明王を大阪松竹座に迎え、出開帳の法要が営まれた。團十郎と新之助や関係者が、興行の成功・大入りを祈念した。

 成田山は「成田屋」の屋号の由来となったもので、團十郎は今回昼の部で、二世市川團十郎が大阪で初演し、成田山にゆかりの深い『雷神不動北山櫻』を披露する。

 團十郎は関係者に感謝を伝えるとともに、「私が初めて上演したのは31歳だったかな。あの時のこの作品をあらためて作り上げて、どんな気持ちで挑んだか、走馬灯のように思い出しながら、お言葉が胸に響いた」と気持ちを高めていた。夜の部は襲名披露『口上』と『連獅子』などを上演する。

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