2023年11〜12月に実施された「新参者 Live at THEATER MILANO−Za」以来となる三期生による単独公演は、当初9月12、13日の東京・国立代々木競技場 第一体育館のみでの開催予定だったが、その盛況ぶりを受け、急遽大阪の追加公演が決定。小田倉麗奈は腰の痛みにより東京公演から引き続き欠席となったが、同じく東京公演を休演していた向井純葉は楽曲を制限しての出演が実現した。
中嶋がセンターに立つ「僕たちのLa vie en rose」でライブは再開。ステージ上のメンバーは満面の笑みを浮かべながら、この可愛らしい楽曲を表現していく。この空気を引き継ぐ「確信的クロワッサン」では山下を先頭に向井を含むメンバー10人がトロッコに乗ってアリーナ中央まで移動し、観客の近くで優しい歌声を届けた。
キュートなポップチューンを連発したあとは、アリーナ後方に設置されたサブステージに谷口、的野美青、村井、村山、山下が登場し、クールなサウンドに乗せてダンスを披露する。そこから「Don’t cut in line!」になだれ込むと、的野を中心に大人びたパフォーマンスと歌声で独特の世界観を構築。続く「制服の人魚」では石森璃花、遠藤理子、小島凪紗、中嶋がシャボン玉の舞うメインステージで幻想的な空間を提示した。
◆石森璃花、ファンへの思い溢れ涙
その後、ステージに村山がひとり登場し、ピアノの音色が印象的なSEに合わせて華麗なソロダンスを披露。その空気を引き継ぐように「何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう」へ突入すると、彼女の情熱的な歌とダンスを軸にドラマチックなステージが展開されていく。向井を加えた10人でのパフォーマンスは、MV同様に机を用いた見応えのあるもので、ステージ後方まで埋め尽くされた満員の客席からは惜しみない声援が送られ続けた。
メンバーがステージを去ると、再び会場が暗転。そして耳馴染みのない楽曲が流れ始めると、それが櫻坂46の10thシングル「I want tomorrow to come」に収録される三期生楽曲「本質的なこと」ということが明らかに。10月9日24時から先行配信されることも解禁となった。(modelpress編集部)
◆櫻坂46「三期生ライブ」セットリスト
10月9日:大阪城ホール
00. Overture 01. 承認欲求 02. Nobody’s fault 03. マンホールの蓋の上 04. 僕たちの La vie en rose 05. 確信的クロワッサン 06. Don’t cut in line! 07. 制服の人魚 08. 何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう 09. マモリビト 10. Anthem time 11. BAN 12. 摩擦係数 13. Dead end 14. 自業自得 15. 静寂の暴力