最初はわからなかったけれど、ゲームが終わって配信も終了してからカナコに聞いてみると、リアルタイムでゲームや動画の配信が無料でできて、それを見にきた人がコメントや投げ銭ができるサービスがあるとのこと。「投げ銭がもらえたらお得だからやってみたら」というカナコの一言で私も興味を持ちました。
カナコが同じゲームをしている配信者さんを紹介してくれることもありました。そうしているうちにお友だちも増えて、どんどん楽しくなってきました。自分でリスナーさんの増やし方をいろいろ調べて、ゲームをしている手元を映したり首から下を映したり。あとは他の人の配信にコメントをしにいくことで、リスナーさんはどんどん増えていったのです。
配信を始めて最初のころは、コメント数も少なくて何をしたらいいかわかりませんでした。けれど続けていくうちに楽しくなったうえ、今ではリスナーさんもだいぶ増えて、私の話を聞きにきてくれます。
「オチがないならしゃべるな」そんな風に言う人はひとりもいません。毎日楽しくて楽しくて、コウダイとの時間を求めることはなくなっていきました。
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【第3話】へ続く。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・林檎りん 編集・塚田萌