不同意性交容疑での書類送検を受けて、所属の吉本興業から契約を解除されたお笑いトリオ・ジャングルポケットの元メンバー斉藤慎二。
昨年は立て続けに不倫疑惑が報じられたこともあり、今回ばかりは“一発退場”の措置となってしまったが、コンプライアンスに重点を置く現在の吉本興業にとって「もはや“切らざるを得ない”存在だった」(芸能プロ関係者、以下同)という。
年収を大きく上回る額を借金していた
斉藤は今年7月に行われた番組ロケの最中に、共演した20代女性に対して口淫させるなどして書類送検された。女性関係で仕事を失う芸能人は後を絶たないが、斉藤の場合は「度が過ぎる、というレベルさえ超えていた」そうだ。
「まず昨秋に『フライデー』が2連発で斉藤メンバーの不貞を報じていましたが、その後も本人は“次はバレないように気をつけなきゃ”といった具合で、女遊びをやめるつもりはさらさらなかったようです。妻の瀬戸サオリさんも、半ばあきらめていたのか、周囲に怒りを見せることはあったものの、離婚には至らなかったんです」(スポーツ紙記者)
そして3枚目の“イエローカード”は、警察沙汰という最悪の結末となった。
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「斉藤メンバーは先日、書類送検されたばかりで、今後は検察が起訴するかどうかの判断を行う流れですが、その結果を待たずしての契約解除となった。決定打となったのはもちろん“1年間で3回目”という、まるで反省の色が見られない点もそうですが、それ以外にも斉藤さんの素行面を不安視する声が大きかったこともあったようです」(前出・芸能プロ関係者)
一部では斉藤を巡る“借金説”も報じているが……。
「所属していた吉本興業からは数千万単位、さらには闇金など“良くない筋”からの借金説も飛び交っています。なんでも、自身の年収を大きく上回るほどの金額で、周囲からは、いずれ返済を巡るトラブルに発展するのではと言われていたんです。
『週刊文春』では、斉藤さんが身近にいる支援者や後輩芸人からも借金していると報じており、周囲も呆れかえっています。実は2年ほど前にも、斉藤さんの交流関係を巡って“不穏な情報”がささやかれていたのですが、このような事態に陥ってしまったことから、関係者の間でぶり返されているんです」(お笑い関係者、以下同)
斉藤を“かばう”人間がいない理由
2022年、TKO・木本武宏の投資トラブルが話題になっていた際には、一部で斉藤の名前も取り沙汰されていたのだとか。
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「木本さんに投資を持ちかけたAという人物の手掛けるファッションブランドで、斉藤さんはモデルを努めていたんです。その縁からか、斉藤さんはAのインスタにもたびたび登場していて、騒動に発展した際には“大丈夫なのか”と心配されていた。そのAは多額の投資金を未返済のまま、昨年別の詐欺事件で逮捕されていますが、当時は関係のあった多くの芸能人が、あらぬ疑いをかけられていて、斉藤さんもそのひとりだったんです」
この不穏すぎる状況での“一発解雇”。世間だけでなく、近しい芸人たちからも同情する声はほとんど聞こえてこない。
「昨年から吉本は月一でのコンプライアンス研修会を行うようになっており、現地参加だけでなくリモート会議、あるいはアーカイブ視聴など、全所属タレントは必ず参加するように義務づけられています。
異性関係のトラブルだけでなく飲酒時の言動やギャンブル、薬物、SNSでの立ち振舞いなど、社会人としての常識や対処法を懇切丁寧に伝えている。ここまでやっている芸能事務所は吉本以外にありません。ここまでの対策をしているにもかかわらず、彼は事件を起こしてしまった。いかに斉藤さんが売れっ子だったとはいえ、“かばう”人間がいないのは仕方のないことだと思います」
突如として芸能界から追放されてしまった斉藤だが、こうした背景を考えれば当然の処分だったと言えるかもしれない。
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