PTSD公表の渡邊渚さん「青いぐるぐるが私にも」当時回想「精神疾患への理解深まればいいな」

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2024年10月15日 07:16  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

渡邊渚さん(2022年3月撮影)

昨年7月から病気療養中で、8月末でフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さん(27)が15日までにインスタグラムを更新。「完全没入ショールーム100人に1人が体験する統合失調症の世界」を見に行ったと明かした。


「10月10日は世界メンタルヘルスデー。今日は東京タワー下で行われていた『完全没入ショールーム100人に1人が体験する統合失調症の世界』を観に行きました」と書き出した。


続けて「イベントでは、統合失調症の主な3つの症状『陽性症状』『陰性症状』『認知機能障害』について当事者に起きている世界に没入し体験できました。私はPTSDですが、理解できる症状や気持ちがあって、特に、写真の3枚目の青いぐるぐるが私にもあったな〜と共感しながら見ていました。(一時期、何度も同じ話をしたり同じものを買ってしまったりする症状があったので)」と記述。渡邊さんがアップした3枚目の写真は、暗い部屋の中で青い光でぐるぐると渦巻いている。他には、脳内に現れるワード「こんな自分が情けない」「葛藤する自分ごと許してしまう」「ただ優しい世界が広がればいい」などをパネル化した写真もあった。


そして「何もできなくて、情けなくて、さらにまた消えてなくなりたくなる気持ちが芽生えてしまう。少し前の自分を見ているようでした。展示の最後には、素敵な言葉が雲のように浮いていて。同じ気持ちの人たちがたくさんいるんだと思うと安心しました」と記した上で「会場前には長い列ができるくらい多くの方がいらしていて、これを機会に統合失調症はじめとした精神疾患への理解が深まり、優しさが広がればいいなと思いました」と締めくくった。


慶大卒の渡邊さんは20年にフジテレビに入社。アナウンサーとして「めざましテレビ」や「ぽかぽか」などの人気番組を担当していたが、23年7月から体調不良で療養。病名は公表していなかったが、今月1日の投稿で「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」を患っていたことを公表した。

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