映画『Cloud クラウド』菅田将暉、俳優業で初めてもらった感想明かす「うれしかった」

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2024年10月15日 18:33  ORICON NEWS

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初の感想に喜んだ菅田将暉 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の菅田将暉、黒沢清監督が15日、都内で行われた映画『Cloud クラウド』の受賞記念トークイベントに登壇した。

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 今作は、“転売ヤー”の主人公・吉井良介(菅田)が、ネット社会に知らず知らずのうちにバラまいた憎悪によって生まれた “集団狂気”が、実体をもった匿名の集団へと姿を変え、吉井を標的とした“狩りゲーム”がはじまる、“誰もが標的になりうる”日常と隣り合わせの恐怖を描いたサスペンス・スリラー。

 第81回ヴェネチア国際映画祭で観客を熱狂の渦に巻き込んだワールドプレミアに続き、第49回トロント国際映画祭への出品、そして第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品にも決定。さらにこの度、黒澤監督が第29回釜山国際映画祭にて、アジアの映画産業と文化の発展に最も重要な貢献を果たしたフィルムメーカーに与えられる『アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞』を受賞した。

 菅田は「黒沢監督おめでとうございます。世界中にファンがたくさんいて、今さらかもしれませんが僕もうれしい気持ちです」と祝福。黒沢監督も「頑張りました」と笑顔で応えた。

 同映画祭のレッドカーペットが長かったという話題では、黒沢監督が「3、40メートルあったかな。どう歩いていいのかだんだんわからなくなるんですよ。ファッションショーじゃないので…」と困惑したことを明かす。

 続けて「手を振ってみたり、なんか中途半端で(笑)。前の女優さんが優雅に歩かれていて、追い抜くわけにもいかないじゃないですか。菅田さんはそういう時どうするんですか?」と質問すると、菅田は「僕もあまり経験ないです。それとなく笑顔でやり過ごすと思うんですけど…(笑)」といい、会場の笑いをさらった。

 また映画の感想でうれしかったことについて話が及ぶと、菅田は「同業じゃない友達たちが『めっちゃおもしろかった!今度会ったとき話聞かせて!』みたいな、このテンションの“おもしろかった”は初めてでうれしかった。いわゆる『くらったわ』とか『泣いた』とか『ありがとう』みたいな“おもしろかった”ではなく、一つのカルチャーとして楽しんでくれたんだなという気がしました。『やばいものを体験した』みたいな、語彙力失っている系の感想が多かったですね」と明かしていた。


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