松本若菜、田中圭&深澤辰哉は“小学生男子” 2クール連続主演の心境「忙しくなったとしてもやることは同じ」【わたしの宝物】

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2024年10月16日 08:49  モデルプレス

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松本若菜(C)フジテレビ
【モデルプレス=2024/10/16】女優の松本若菜がこのほど、都内で開催されたフジテレビ系木曜劇場『わたしの宝物』(毎週木曜よる10時〜※17日スタート/初回は15分拡大)囲み取材に出席。共演する田中圭、Snow Manの深澤辰哉の撮影現場での様子を明かした。

【写真】松本若菜、SixTONES松村北斗との手繋ぎショット

◆松本若菜主演「わたしの宝物」

本作は、夫以外の男性との子供を、夫との子と偽って産んで育てる「托卵(たくらん)」を題材に、大切な宝物を守るために悪女になることを決意した1人の女性とその夫、そして彼女が愛した彼、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く、ひりつく大人の恋愛ドラマ。主人公・神崎美羽を松本が演じ、モラハラ夫・宏樹役で田中、美羽の中学生の頃の幼馴染・冬月稜役で深澤が出演する。

◆松本若菜、ダークな作品でも芝居は“明るく”「スッと入ってきました」

現場の雰囲気を聞かれた松本は「もともと木10に出演経験があったということもありますし、知っているスタッフさんも多かったので、すごく入りやすい空気感でクランクインできた」とコメント。続けて「物語自体はとてもハッピーなホームドラマというわけではない」とした上で、「そういう(重い)シーンの時は、スタッフの皆さんが気を遣ってくれて空気感を作ってくれるというか。阿吽の呼吸ができていて、話が進むにつれて、どんどん空気が良くなっています」と報告した。

芝居に関しては「監督とは、ダークな物語ではあるけど、お芝居の仕方がダークになるのはやめようという話はしていました」と告白。さらに、美羽にモラハラまがいの発言を浴びせる夫・宏樹とのシーンについて「暗くしようと思ったらしやすい役だと思うんですけど、演じ方としてあえてそうじゃないやり方をしようと撮影前から話していたんです」と明かし、「実際にやってみて、『人間って、本当に辛い時こそ逆に明るく話したりするものだよな』と思うと、スッと(役が)入ってきました」と口にした。

◆松本若菜、不倫作品への考え「不倫に対して肯定はしない」

“悪女役”とされる美羽だが、松本は美羽を「“ザ・悪女”って実はすごく演じやすいと思うんですよ。けど、そうじゃない」と説明する。加えて、「このドラマを知っていただく中で、“悪女”というワードが出たり、“不倫ドラマ”と聞いた時に想像しがちな悪女とは違う風になっていると思うので、ある意味で裏切っていきたい」と語っていた。

そして「私は不倫に対して肯定はしない」と言いつつ、「1つのお話として、こういう物語があってもいいんじゃないかとは思っています。『もしかしたら自分の近くにもこういうことがあるのかもしれない』という、人間の怖さも見てもらえるようにしたい。難しいところではあるんですけど、1つのエンターテインメントとして考えてもらえるようになったらいいなと思っています」と伝えた。

◆松本若菜、田中圭&深澤辰哉は「小学生男子」

現場での田中、深澤とのエピソードを聞かれると「思い出せないくらいどうでもいい話ばかりしています(笑)」と苦笑。「私がドラマに入る前に、深澤さんと田中さんの2人で番宣に出られたみたいで、その時にすごく仲良くなっていらっしゃって。私が入った後も、2人で小学生男子みたいな感じでワイワイしゃべっているので、私はそれを注意する学級委員みたいな感じ」と話しながらも、「でも一緒になって遊んでいます。田中さんと2人で深澤さんにとにかくツッコんでいますね(笑)」と笑っていた。

冬月を演じた深澤については「どういう風に冬月くんを演じたらいいのかを作品に入る前から悩んでいらっしゃって、監督から『大人の色気を出してくれ』と言われたみたいで、『どうやって出すんですか』って(笑)。そんな冗談を言いながらも、すごく素敵に冬月くんを演じている」と報告。続けて「普段、彼が見せているバラエティなどでの顔とドラマでの顔はまったく違う。カメラ前に立つともう冬月くんにしか見えない。すごく助かっています」と伝えた。

◆松本若菜、2クール連続主演に「とにかく一生懸命」

さらに、2クール連続でのドラマ主演となった松本は「色々なご縁があって、こういう風にさせていただいて、とてもありがたい思いでいっぱいです。正直、スケジュール的にはすごく大変ですし、やるからにはそれぞれの作品に愛情を持って参加しているので、極力、バラエティとかで番宣に出させてもらって知っていただきたいというのもある」と心境を吐露。

加えて、「バラエティはドラマを視聴している以外の方も見てくださっているので、そこで私という存在を知って、私は一生懸命やっているだけなんですけど、『変なのがいる』と思ってドラマを観ていただくのも嬉しい(笑)」と冗談を交えつつ、「忙しくなったとしてもやることは同じ。とにかく一生懸命いただいた役をやりきるしかないということを念頭において、ひとつひとつ大事にしなくちゃいけないと思っています」と力を込めた。

オファー時には本作で演じる役柄に「人間である以上、やっぱり嫌われたくないというのもある」と迷いがあったことを打ち明ける場面も。松本は「ですが、『役だから』と断ち切るわけじゃなく、『松本若菜がやる美羽だったら』と思うと、もしそう見てもらえるんだったら、俳優として1つの代表作になるなと思いました。これからどんな役が来るか分からないですけど、きっとこういう役はもうないだろうなと思いましたし、この1人の女性としてしっかり生きていこうと思います」と語っていた。(modelpress編集部)

◆「わたしの宝物」第1話あらすじ

中学生時代の色あせない楽しかった記憶…。そんな過去とは裏腹に、神崎美羽(松本若菜)はやりきれない現実を生きていた。外面は良いが、乱暴な言葉をぶつけてくる夫の神崎宏樹(田中圭)と冷えきった夫婦生活を送り、いつの間にか偽物の笑顔を振りまく自分自身に嫌気が差していた。

そんな中、親友の小森真琴(恒松祐里)とその息子・幸太(岩本樹起)を家に招いていた美羽は、二人を見て、子供ができれば現状を変えられるかもしれないと考える。翌朝、宏樹に恐る恐るそのことを話すが、自然に任せればいいと一刀両断され、いらだちを露(あら)わにされてしまう。

そんなある日、空高くそびえ立つ給水塔を見て、中学生時代、その給水塔の下で心の底から笑顔でいられた幼なじみとの日々を思い出す。そして思い出をたどりながら、導かれるように昔よく通っていた図書館へ足を踏み入れると、突然声をかけられる。そこには、幼なじみ・冬月稜(深澤辰哉)の姿が。中学生ぶりの再会に驚きながらも、あの頃に戻ったかのように無邪気に会話が弾む二人。

久々の再会に心躍った二人だったが、美羽は既に結婚していることを伝えると、どこか残念そうな冬月。そして冬月もまた、もう少ししたら仕事でアフリカに行くことを告げる。

「もうすぐ日本を離れる。その前に神様がくれたプレゼントだね―」

その冬月の言葉を最後に、もう二度と会えないのだと感じる二人だったが…。

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