【動画】VHSの粗い画質がこわい 『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』予告
本作は、弟の失踪にまつわる1本のビデオテープに閉じ込められた、粗く不穏な映像に心底ぞっとするような真の恐怖を体感できる“新次元Jホラー”。2022年末に行われた「第2回日本ホラー映画大賞」(主催:KADOKAWA)にて大賞を受賞した近藤亮太監督による同名の短編映画を、若手俳優の杉田雷麟を主演に迎え長編化。近藤監督は本作にて商業映画デビューを果たす。総合プロデューサーは清水崇。
主要キャストとして、杉田演じる兒玉敬太の弟・兒玉日向が失踪した瞬間が映るビデオテープが、ある日母親から送られてきたことを機に、敬太の弟探しに力を貸すことになる霊感を持つ同居人・天野司役を平井亜門が演じる。また、記事ネタのために敬太と司とともに弟・日向の失踪事件を追うことになる新聞記者・久住美琴役を森田想が演じている。その美琴の上司・塚本哲也役には藤井隆。彼らは不気味なビデオテープがもたらす、想像を絶する恐怖に巻き込まれていくことになる。
ポスタービジュアルは、うっそうと木々が覆い茂る暗い山の奥へ歩いていく、ブルーのレインコートを着た子どもの後ろ姿が印象的に切り取られている。“かくれんぼしよう。”というコピーが添えられ、これから起こる不穏な展開を予感させる。
予告映像の子どもを映したビデオテープは、主人公・敬太(杉田雷麟)の弟・日向が失踪する瞬間を映したもの。幼い頃、山の中の“見つからない廃虚”で一緒にかくれんぼをして遊んでいた最中に行方不明になった弟は、このビデオテープに映る姿を最後にいまも失踪したまま。長年つらい思いを抱え人生を過ごしてきた敬太は、当時自分が撮影したビデオテープが母親から送られてきたことをきっかけに、再びこの山へ出かけることに。しかしこの山は“人が消える山”といういわく付きの場所だった。敬太と同行することになった同居人の司(平井亜門)、日向の失踪事件の真相を追う新聞記者・美琴(森田想)も巻き込み、想像を超える恐怖が連鎖していく。
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映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』は、2025年1月24日より全国公開。
出演者のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■兒玉敬太役:杉田雷麟
この映画の台本を読んだとき、違和感を覚えました。何か言語化出来ないような違和感を。
僕は台本を覚えるとき、日常生活で口ずさむ様に覚えます。
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しかし、この台本は不可思議でした。
どんどん違和感が増していく。仕舞いには嫌悪感すら抱いていました。
断っておきますが、決して台本に対する悪口ではありません。笑
それは、この作品を観た方が、一番よく分かると思います。
■天野司役:平井亜門
オカルトは大好きですが霊感ほぼ皆無なわたくし平井亜門が、視える男“司”くんの「当たり前」を想像し、とにかく近藤監督のホラー愛をこの映画に落とし込みたいという気持ちで撮影に挑みました。ホラー映画初の僕にはマジックの様なアイデア溢れる面白い撮影の連続でした。
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■久住美琴役:森田想
久住美琴を演じました森田想です。ぴんと張る静けさを感じるような脚本に、的確な近藤監督の演出と、本当に怖い撮影地が融合して、背筋が凍るジャパニーズホラーが出来上がりました。一足早く見た際には、あまりの怖さに久しぶりに顔を覆うほど。同時に本格的なホラーにこうして関われた嬉しさもありました。東京国際映画祭での初上映で反響を得て、公開時に沢山の方に楽しんでもらえますように。是非ご期待下さい。
■塚本哲也役:藤井隆
恥ずかしいのですが子供の頃から極度の怖がりでいただいた台本がしっとりずっしりと怖くて、読みながら怖い映像が(勝手に)浮かんできて最後まで読むのに時間がかかりました。撮影現場も暗くて(勝手に)怖くなってビクビクしていましたが森田想さんと喋ってる時が楽しくて救われました。物語の邪魔にならないように精一杯慎重に取り組みました。今も思い出すと怖いのですがせっかくなので完成したら映画館で観ようと決めてます。
■総合プロデュース:清水崇監督
闇の山中に木霊する鈴の音…
荒いビデオ映像の奥に失きモノの姿…
日常に纏う歪(イビツ)が心情の闇に侵入してくる。
そして、現実(まこと)の世界でも近藤亮太という新たな才能が侵食してくる−−
僕は何をしているのか?…またホラーの作り手にライバルを招き入れてしまった。
小手先で無い、真の闇/J ホラーの神髄に真っ向から挑む映画をご覧あれ!