1989年(平元)に52歳の若さで死去した国民的歌手・美空ひばりさんの等身大ブロンズ像が17日、京都から福島県いわき市塩屋埼の灯台下に移転されて除幕式が行われた。
司会を務めたフリーアナウンサー徳光和夫(83)は日本テレビに在籍当時からひばりさんに指名されて、多くの「ひばり特番」を担当。死去後のメモリアルコンサートでも司会をしている。
「今日は快晴の“ひばり日和”。ひばりさんの司会は最大の栄誉です。1カ月前に中国政府が福島県の海産物の輸入禁止令を解いた。これも縁かな。東日本大震災の直後にここを訪れた時は、ひばりさんの歌った『みだれ髪』の歌碑は残っていたが、あたり一面に何もなかった。今日は除幕式でいろんなことを考えました」と話した。
この日に移転した「ひばり像」は、死去から5年後の94年に京都・嵐山の「美空ひばり記念館」に設置され、13年に同じ京都の太秦映画村内に移った。約30年、京都を訪れるファンに親しまれてきたが、記念館が今春に閉館したことから、ひばりさんと縁の深い塩屋埼に移設された。
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