テレ朝、西田敏行さんに最大の賛辞「西田さんの表現は、まさに余人をもって代えがたいもの」

テレビ朝日は17日、この日76歳で亡くなったことが分かった俳優西田敏行さん（享年76歳）について、コメントは発表した。

「あまりにも突然の訃報を受け、驚きと悲しみに包まれております。テレビ朝日でも本当に多くの番組にご出演をいただきました。『人生の楽園』では温かみのあるナレーションを20年にもわたりつとめていただきました」と報告した。

また、「数多くのドラマは西田さんの存在なしでは決して生まれないものばかりだったと思います」とし、「その圧倒的な存在感に裏打ちされた西田さんの表現は、まさに余人をもって代えがたいものでした」と最大限の賛辞を送った。

「中でも『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』では…」とし、「米倉涼子さん演じる大門未知子に相対する・蛭間重勝役としてご出演され、先日の記者会見でも、『演じる愉しさを存分に味わえ、キャリアの中でもベスト5に入る幸せな時間だった』と感慨深いコメントをいただいております。アドリブを交えた丁々発止のやりとりが特徴で、作品の名物となりました」とした。

「西田さんは、『ドクターX』が日本中から愛される作品となった、紛れもなくその立役者でした」と続け、最後は「西田敏行さんの長年のご功績に、深甚なる感謝を申し上げますとともに、心よりお悔やみを申し上げます」と弔意を示した。

西田さんは同局のドキュメンタリー番組「人生の楽園」（土曜日午後6時）でナレーターを担当。ドラマでは人気作「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズに出演。12月6日公開予定の「劇場版ドクターX FINAL」では、米倉涼子（49）演じる大門に立ちはだかる大学病院の院長代理・蛭間重勝を演じている。8日に都内で開催された完成報告会にも駆けつけ、軽快なトークを披露していた。

9月に放送された、同局開局65周年ドラマプレミマアム「終りに見た街」にも出演した。