4人同時卒業＆東京ドーム…激動の日向坂46　金村美玖が心境明かす「もっと先を見据え一丸に」

　9月7・8日に宮崎県で開催した『ひなたフェス 2024』で大成功を収め、同会場で東京ドームをファイナルとした全国ツアーを11月からスタートさせると発表した日向坂46。五期生の加入も控える中、一期生の加藤史帆、東村芽依、二期生の丹生明里、濱岸ひよりの卒業も予定されている。自身初となる写真展『みとめる』を開催した二期生・金村美玖（22）に、メンバーの卒業について、そして2度目となる東京ドーム公演への思いを語ってもらった。

【撮り下ろし】ノースリワンピで美しいスタイルを披露した金村美玖

■4人同時卒業には不安も…　東京ドームは「本気で勝ちに行かないとダメ」

――4人の卒業発表は、メンバーにも同時に伝えられたそうですね。

【金村】卒業発表の日は、もう何も頭の整理がつかなくて、本当に衝撃的な1日でした。丹生ちゃんが最初に（フォーメーションが）隣だねって声をかけてくれて、優しいなって思いながらも、でも卒業しちゃうんだよなって思って寂しくもなりました。その時は心の中で納得ができていなかったけど、発表からしばらく経って、自分の中で折り合いがついてきました。だから、残された時間をとりあえず楽しく過ごせたらいいなっていうのが一番に思っています。

――別のインタビューでは丹生さんが、金村さんから「なんで言ってくれなかったの？」とちょっと怒られたとも明かしていました。

【金村】怒ったかもしれないです（笑）。でも、それは丹生ちゃんなりの優しさで事前に言わなかったって、あとから分かったのでいまは納得しています。あの時は、「こんなことがあるのか」「どうしよう」と動揺していたので…。ファンの皆さんと同じように、メンバーもびっくりしていました。

――やはり4人同時の卒業は不安も大きかったですか。

【金村】これまで4人同時に発表されるっていうのはなかったですし、これまで一緒にやってきた先輩と同期が4人一気に卒業というとやっぱり不安でした。その事実を何とか時間をかけて噛み砕いて、みんなそれぞれ幸せになってほしいっていう気持ちが1番大きいです。

――そんな卒業発表もあった中、宮崎県で開催された『ひなたフェス』では、全国ツアー、そしてファイナルに東京ドーム公演も発表されましたがどんな思いでしたか。

【金村】発表する時は結構怖かったです。今後ライブがどうなるのかと思う中で、ファイナルで東京ドームっていうのが発表されるってなると、皆さん的にも衝撃だったと思いますし、東京ドームでのライブまでにもいろんな苦難があるだろうしって思うと、不安な部分が結構大きかったです。何より、前回の東京ドーム公演がすごく記念すべきライブになったので、それと比較されたりもすると思うんです。だからこそ、ここは本気で勝ちに行かないとダメだと思っています。

――今年は新メンバーオーディションだったり、メンバーの卒業だったり、『ひなたフェス』の開催だったり、いろんなことが重なったグループにとって大きな1年だったと思いますが、振り返ってみていかがですか。

【金村】そうですね…毎月のように何かしら発表事があって、いろいろ自分の感情を整理しながら過ごしてきました。でも、東京ドーム公演が終わっても、五期生が加入してまた日向坂46は続いていく。もっと先のこと見据えて、グループ全体で士気を上げ、一丸となって頑張っていかないといけないなっていうのは、この1年を経ていま感じています。

■「褒められたい」より「誰かのために」　いつからか心境に変化

――金村さんはグループのお仕事に加えて、個人で写真展も開催されました。いろんな不安や葛藤も抱える中で、金村さんの活動の原動力はどんなところにあるのでしょうか。

【金村】私はこれまで「褒められたいから頑張っている」っていうのを言っていたんですけど、最近はそれよりも「誰かのためになりたいから頑張ってる」っていうのが大きくて。その対象はファンの方でもありますし、家族だったりとかメンバーだったり。だから今の私は、応援してくださったり、関わってくださる誰かがいる限り頑張れる気がします。

――「褒められたい」というところから、「誰かのために」というところに変わっていったのはなにかきっかけがあったのでしょうか。

【金村】今年の春ぐらいから、すごい小さいことから人のために何かをして喜んでもらうっていう体験が身近でたくさんあったんです。それで人を“おもてなし”することで自分が頑張れているんだと改めて感じて。プレゼントももらう方がうれしかったですけど、プレゼントを渡す方の楽しさがすごくわかるようになりました。大人になったってことなんでしょうか（笑）。自分の中で成長だし、うれしい変化だなって思います。

――でも褒められたらうれしいですよね？（笑）

【金村】うれしいです！ぜひ褒めていただきたいです（笑）。そこは変わらずなので、皆さんよろしくお願いします！