膳場貴子「闇バイト…バイトと呼んでしまってますけど…」識者「人生台無し。教育も不徹底」

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2024年10月20日 10:32  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

膳場貴子アナ(2021年6月撮影)

元NHKのフリーアナウンサー膳場貴子(49)が20日、キャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演し、日本各地で起きている「闇バイト」で雇われた犯人による強盗事件について言及した。


番組ではこの1週間でも、横浜市と千葉・白井市と市川市で事件が起き、これまでに逮捕された32人の多くが「闇バイト」で雇われた実行役とみられることを伝えた。


膳場は「闇バイト…バイトと呼んでしまってますけど」と、「バイト」の呼称になってしまっていることについて問題意識を示唆した。話題を振られた元AERA編集長のジャーナリスト浜田敬子氏は「これだけ一連の事件が報道され続けて逮捕され続けているにもかかわらず、次々と新しい事件が起きている、ということは、指示役は『自分たちのところまでは手が及ばない』と高をくくっていて、逮捕されるのは実行役、と」と状況を解説した。 浜田氏は続けて「みんな若いですよね、20代だったりするわけですよ。やっぱり軽い気持ちというか、もっと言えば切羽詰まった時に他に方法がなくて、即日即金高収入という、そういう単語で検索をしてしまう」と実行犯の状況を推察。「そういう風にせざるをえないというのは、若者に対するセーフティーネットが脆弱(ぜいじゃく)である、貧困に対するセーフティーネットが他にない、そして助けを求められる先もない、という裏返しでもあると思っています」と指摘した。


「もちろん犯罪は肯定できないんですけど、もうひとつが、こういったことを1回でもやってしまうと、その後の人生が全く台無しになってしまう。この教育もやっぱり不徹底ですよね」と私見を展開。浜田氏は「どうやったらアクセスをさせないか。もちろん指示役の逮捕や捜査というのは重要なんですけど、生活に困っている若い人たちのアクセスを断つ、ということをしていかなければいけないと思います」と述べた。

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