17世紀初頭、“英国一の美男子”と呼ばれた初代バッキンガム公の栄光と転落を描く史実ミステリー「メアリー&ジョージ 王の暗殺者」からジュリアン・ムーアが共演者の魅力を語るインタビューが公開となった。
本作は、英国王ジェームズ1世とその愛人といわれたジョージ・ヴィリアーズ(初代バッキンガム公)とその母、メアリー・ヴィリアーズの史実を映像化した全7話のTVシリーズ。
ジュリアン・ムーアは、『エデンより彼方に』でヴェネツィア国際映画祭女優賞、『めぐりあう時間たち』でベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)、『マップ・トゥ・ザ・スターズ』でカンヌ国際映画祭女優賞と、世界三大映画祭の女優賞を受賞。さらに、若年性アルツハイマーの主人公を演じた『アリスのままで』でアカデミー賞主演女優賞を受賞するなど、多くの受賞歴を持つ名優。
本作では、息子ジョージ(ニコラス・ガリツィン)を意のままに操り、のし上がってゆく、いわゆる“毒親”を熱演。初めて映像で描かれるしたたかでパワフルな女性メアリーを演じたムーアの演技が絶賛されている。
息子ジョージ役を演じた注目俳優ニコラス・ガリツィンとの共演について、ムーアは「ニックはとても素晴らしかった。演技がとても見事で、ジョージが成長し、自身の可能性に気付いていくのがわかります」とガリツィンの演技を称讃し、「当時女性の自分ではできないことを、代わりにジョージにやらせるんです。常にジョージが自分のパートナーで、ふたりで成し遂げていくんだと強く思っています」とメアリーとジョージの関係性について言及する。
「私が興味深かったのは、彼女が息子ふたり(次男のジョージと三男キット)を英才教育しようとしたことです。どうしたらこの子たちを成功させられるだろう? 母としてできることは何だろう? そして2人を教育する中で、次男ジョージの魅力に気づきます」と語り、「とてつもない野心を持っているわけでもなく、教育を受けたいという願望もない。でもジョージはとても美しく、魅力的で、メアリーはそんな彼に可能性を見出します」と説明する。
そんな女性の権利が制限される時代を描く本作には、メアリーのほかにも多くの女性が登場する。
エリザベス・ハットン役のニコラ・ウォーカー、アン王妃役のトリーヌ・ディルホム、サンディ・ブルク役のニアフ・アルガーとの共演を「最高でした。才能のある女性ばかり」と圧倒されたと明かし、なかでもメアリーと愛人関係になるアルガーとは「すぐに意気投合した」という。
「とてもエネルギッシュでユーモアのセンスもあるし、スクリーンを明るく照らしてくれる存在でした」と語るメアリーとサンディの繋がり、「私たち全員が一緒にいる貴重な瞬間が大好きで光栄でした」と語るシーンにも注目だ。
「メアリー&ジョージ 王の暗殺者」<字幕版・吹替版>とも毎週水曜、「スターチャンネルEX」にて1話ずつ配信中(全7話)。
「メアリー&ジョージ 王の暗殺者」
【配信】「スターチャンネルEX」
<字幕版・吹替版> 独占配信中 ※毎週水曜、1話ずつ更新
【放送】「スターチャンネル」 独占放送中
<字幕版>毎週火曜23時ほか <吹替版>毎週木曜23時ほか
(シネマカフェ編集部)