10月20日、スーパーGT第7戦『AUTOPOLIS GT 3Hours RACE』の決勝レースが大分県のオートポリスで行われたが、レースも残り16分ほどとなった81周目、それまで5番手を走っていたSUBARU BRZ R&D SPORTが第2ヘアピンで激しくクラッシュしてしまった。幸い、ドライブしていた井口卓人はメディカルセンターから歩いてピットに戻ってきている。
GT500クラスでアクシデントが相次ぎ、それまでに3回のセーフティカーが導入されていたスーパーGT第7戦オートポリス。レースの趨勢も決まり始めていたレース終盤、第2ヘアピンにアプローチしていた井口が乗るSUBARU BRZ R&D SPORTが、激しくクラッシュしてしまった。
中継映像でも、ブレーキング時に井口がショートカットに向けてなんとか車両をコントロールしようとしているシーンが映っていたが、R&D SPORTの小澤正弘総監督は、「まだ原因は特定できていませんが、十中八九ブレーキに関連するトラブルだと思います」と語った。
3回目のセーフティカーでロスを喫してしまったグループのなかでも上位となる5番手につけるなど、好走を続けていたSUBARU BRZ R&D SPORTにとっては悔しい結果となってしまった今回の一戦だが、何より心配されたのが井口の容態。激しいアクシデントだったたけに心配されたが、スバル/STIのSNSでも報告されているとおり、メディカルセンターから徒歩でピットに戻ってきた。
「井口選手については、本人はやはり痛がってはいますが、骨折やどこかの神経を痛めているようなことはないので、それについては良かったと思います」と小澤総監督もホッとした様子だった。
一方で、心配されるのが車体のダメージだ。取材を行った18時過ぎの時点ではまだ車両保管も解除されておらず「クルマが戻ってきていないので、ダメージの状況も分かりません」というが、次戦もてぎまでは2週間しかない。
小澤総監督は「クルマを直すことは間違いなくやれると思います」というものの、こう加えた。
「トラブルの原因がはっきりしないようだと、スキップや、今シーズン出られないというような話があるかもしれません」
「あの手のトラブルでドライバーを怪我させるわけにはいきません。トラブルの原因はちゃんと明確にして、対策をうたなければと思っています」
特に第8戦モビリティリゾートもてぎのコースレイアウトはブレーキに厳しく、同様のトラブルが出てしまうとアクシデントに直結してしまう。「2週間しかないのが難しいところです」と小澤総監督は語った。
シーズン序盤の苦しい戦いから少しずつ脱却しつつあるSUBARU BRZ R&D SPORTだけに、復活を望むファンは多くいるはずだ。まずは井口のその後の体調に大きな問題がないこと、そして早期にトラブルの原因が特定されることを願わずにはいられない。pic.twitter.com/urht0YXaMa— SUBARU/STI MOTORSPORT (@SUBARU_STI_MS)