福島12市町村に移住した実在の12人がベース　テレ東オムニバスドラマ『風のふく島』主演に大友康平、黒木華、佐藤大樹ら

　テレビ東京は、2025年1月10日からドラマ25『風のふく島』(毎週月曜　深0：42）を放送する。福島12市町村を舞台に、実在する12人の移住者たちにフォーカスした1話完結のヒューマンドラマとなっており、このたび、各話で主演を務める全12人の個性豊かなキャストの中から、大友康平、黒木華、佐藤大樹（EXILE/FANTASTICS）、渋川清彦、駿河太郎、本田響矢（五十音順）の6人が解禁となった。

【写真】「ギャップが」“金髪”チラリな大胆イメチェン姿の黒木華

　葛藤や挫折をしながらもそれぞれの課題に挑戦して移住に至る姿や、福島県の人々との交流を通じて成長していく様子を実在する場所やモデルとなる?物にインタビューを行い、そこから着想を得たストーリーをオムニバス形式でつむぐ。

　「鬼」扱いされる一見怖い主人公が子供たちと交流を重ね、伝統行司に熱意を燃やす今時の主人公が移住の地でどう立ち回るのかなど、モデルの人たちの魅力を主人公に投影させて描く。ファンタジー作品あり、骨太でどこか不思議な世界観の作品あり…とさまざまな味わいを感じられる作品となる。

　「鬼」と恐れられている、双葉町に移住した元復興副大臣・好川治役に大友。風景に惚れ込み移り住むことになった川俣町でカメラマンとなった小賀ひとみ役に黒木。南相馬で馬の社会的地位の向上を目指す今時の青年・中村優神役に佐藤。

　さまざまな事情を抱えてオートバイによる競技「トライアル」での町おこし計画を川内村で行う東道進一郎役に渋川。さまざまなキャラクターのサーフィン仲間と共に、サーフィンで広野町を盛り上げるホテルマン・大迫保役に駿河。葛尾村への想いを胸に畜産業に携わり、とある事情を抱えた男と出会うことになる田伏武洋役に本田が決定した。

■キャストコメント

▼大友康平
大震災からの復興。未曾有の出来事を風化させないこと。
この二大テーマに貢献できる内容のドラマに参加させていただき大きなやり甲斐と責任を感じます。東北出身者としてしっかり演じたいと思います。

▼黒木華

現在の福島は、震災前の状態に戻していこうというよりも、もっと先の未来を見据えた復興に取り組む、希望に満ちたパワーを持っていると聞きました。そのような前へと進む福島を描いた作品に参加できることをうれしく思いますし、何か少しでも手助けになれるよう精いっぱい頑張ります。

▼佐藤大樹
僕の演じる主人公・中村は馬の社会的地位を向上させたい、馬術という競技をメジャーなものにしたいという夢を叶えるために“馬と共に歩むまち”南相馬市に移住し奮闘する真っ直ぐで熱い青年です。彼が南相馬市で出会う人たちは、心温かく人間味のあふれる方ばかりです。自分で決めた事や掲げた目標のためなら手段を選ばず、つねに全力で困難や壁に挑む中村の成長をぜひ見守っていただきたいです福島県は僕の祖父母の家があり、子どもの頃から毎年必ず訪れる、大好きな場所です。この作品を通して福島県の魅力が少しでも伝わるように僕も全力で演じます。

▼渋川清彦

それぞれの形で福島への想いを抱き実際に移住した方をモデルにドラマを描く。
そしてその物語を背景に三木聡監督の世界に入れる事になり、奇想天外で濃い日々が待っているだろうと楽しみです。三木監督に自分のもっているモノを委ね、なにか面白い作品ができれば幸いです。

▼駿河太郎

今回お話をいただいた時は、地上波でサーフィンを題材にしたドラマができるんや！と、驚きとうれしさが込み上げてきました。
僕がうまいかどうかは知らんけど…サーフィンが好きな気持ちはこの業界の誰よりも強いと思います。仕事でサーフィンができるなんて最高でしかありません。東日本震災以降、被災された方々には、僕には理解したくてもできないほどのご苦労があった
と思います。そんな中、このドラマが少しでも復興支援になる事を心から願っております。

▼本田響矢

田伏武洋役を演じさせていただきます、本田響矢です。
僕は福島県の葛尾村が舞台のお話で、この作品に参加させていただきます。演じる田伏という男の人は、県外から移住してきて、今は畜産農家に勤めている実在する方をイメージして作られた役です。どうして葛尾村に移住してきたのか、どうして畜産農家をやろうと思ったのか、そして葛尾村はどんなすてきなところなのか。この村の良さを役、作品を通して観てくださった皆さまに伝えられたらいいなと思います。