トヨタGAZOO Racingは10月23日、WEC世界耐久選手権のルーキーテストで、エステバン・マッソンがGR010ハイブリッドをドライブすると発表した。
WEC恒例のルーキーテストは、2024年最終戦翌日の11月3日、バーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる。
20歳のマッソンは2024年、WECのLMGT3クラス、そしてELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMGT3クラスにフル参戦しているドライバーだ。スポーツカーでは初のフルシーズン参戦となっているが、好成績を収め、このチャンスをつかんだ。
マッソンはケッセル・レーシングのフェラーリ296 GT3を木村武史、ダニエル・セラとともにドライブしたELMSで2勝をマークし、最終ランキングでは2位を獲得した。
WECでは木村、ホセ・マリア・ロペスとともにアコーディスASPチームの87号車レクサスRC F GT3をドライブしており、ル・マン24時間レースではクラストップ10フィニッシュを果たしている(ル・マンではロペスの代わりにジャック・ホークスワースが出場)。
昨年、このルーキーテストでトヨタはベン・バーニコートとホークスワースという、ふたりのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTDプロクラス王者を起用していた。2024年のルーキーテストにおける、トヨタの全ラインアップはまだ不明だ。
なお、今季のハイパーカーのタイトルを獲得したマニュファクチャラーは、WECによって推薦されたドライバーのうちのひとりであるレシャド・デ・ジェラスをドライブさせる必要がある。
マッソンのほか、現時点ではテオ・プルシェール、クレメント・ノバラク(プジョー)、ビクトール・マルタンス(アルピーヌ)、アーサー・ルクレール(フェラーリ)らが、ルーキーテストへ参加することが確認されている。
WECは今週後半に、エントリーリストの全容を発表する予定だ。