10月23日、キャデラック・レーシングは2025年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTPクラスにおけるドライバーラインアップを発表。アール・バンバーが、キャデラック・ウェーレン(アクション・エクスプレス・レーシング:AXR)からウェザーテック選手権にフルシーズン復帰することが決まった。
来季はウェイン・テイラー・レーシング(WTR)から2台、そしてAXRから1台がGTPクラスに出場するキャデラックVシリーズ.R。23日の発表では、WTRの2台を走らせるドライバーとともに、AXRの31号車を走らせる3名の名前が明らかにされた。
過去2シーズンをWEC世界耐久選手権で過ごしたバンバーは、AXRを離れたピポ・デラーニに代わり、ジャック・エイトケンとともにの31号車キャデラックVシリーズ.Rのステアリングを握る。また、長距離耐久レースでは、このふたりにフレデリック・ベスティが加わることとなった。
WECでキャデラックVシリーズ.Rをドライブしているバンバーは最近、コルベット・レーシング・バイ・プラット・ミラー・モータースポーツのサード・ドライバーとしてウェザーテック選手権の耐久レースを数回経験している。
GTPの前身であるDPi時代にチップ・ガナッシ・レーシングが運営するキャデラックのチームに所属していた2022年以来、バンバーはウェザーテック選手権にフルシーズン・エントリーすることになる。
Sportscar365は、バンバーがWECでキャデラック・ハーツ・チーム・JOTAのラインアップにも加わる予定であると理解している。しかしながら、同じ週末にラグナ・セカで開催されるウェザーテック選手権のラウンドと日程が重複するため、WECのスパ・フランコルシャン6時間レースには出場しない可能性が高い。
2023年のFIA F2でランキング2位となったベスティは今年、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズで1シーズンを終えたばかりであり、すでにこのダラーラ製LMDhカーをテストドライブしているものとみられる。