「透明なわたしたち」最終話 真犯人が凶悪犯になった理由明らかに

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2024年10月24日 16:49  モデルプレス

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福原遥『透明なわたしたち』第6話(C)AbemaTV
【モデルプレス=2024/10/24】ABEMA(アベマ)は21日夜11時よりオリジナル連続ドラマ『透明なわたしたち』(全6話)の最終話を配信した。<以下、ネタバレあり>

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◆福原遥主演「透明なわたしたち」

本作は、福原が演じる週刊誌ゴシップライターの中川碧(あおい)が、2024年渋谷で起こった身元不明の青年による凶悪事件の犯人が、高校の同級生ではないかと気づき、高校時代を回想しながら真相を追いかけていく社会派群像サスペンス。

映画『Winny』(2023)や『ぜんぶ、ボクのせい』(2022)を手掛けた松本優作氏が脚本と監督を務め、映画『ヤクザと家族 The Family』(2021)や『正体』(2024年11月29日公開)の藤井道人氏がプロデュースするABEMAオリジナル連続ドラマ。社会派の作品を多く手掛ける2人の監督が、完全オリジナル脚本で制作する。

◆『透明なわたしたち』真犯人が凶悪犯になった理由

最終話では、碧が刑務所にて犯人だと判明した同級生・尾関健(林裕太)と対面し、なぜ凶悪犯になってしまったのか、その真実をついに知ることとなる。物語は尾関の高校時代にさかのぼり、碧に対して淡い思いを抱いていた尾関が、その気持ちを口にすることなく日々を過ごしていたことが明かされる。また、彼は喜多野(伊藤健太郎)や高木(倉悠貴)と同じダンスグループに所属していたが、喜多野が部室放火犯と疑われてからは、自然にグループからも距離を置くようになり、高木とも疎遠になる。高校卒業後、母が病に倒れ、その看病をしながら仕事を続けていたが、母は亡くなり、尾関は上京を果たす。しかし、世の中がコロナ禍に突入し、他人との関わりが希薄になり、自らの存在意義を見失っていく。そんな中、自殺する様子を動画配信したユリを称賛するSNSの声や、街で出会ったユリの友人というサクラの「ユリの動画を見てさ、うらやましかったんだよね。私にも勇気があれば透明じゃなくなるのに」という言葉に触発され、尾関はナイフをのど元に突きつけ自ら命を絶とうとする。

その後、尾関は自殺を試みるが、偶然聞こえたユリの自殺を揶揄する声に衝動的に反応し、相手を刺してしまう。また、高校時代の部室放火事件も、尾関が関与していたことが最終的に発覚。彼は火事を目撃しながらも、消すことなくその場を立ち去ったことが明らかになる。

面会室で碧に「お前は本当になんも見えとらんよ」と告げた尾関は、「中川、お前には俺が見えるけ」と問いかけ、碧は言葉を失う。尾関との面会後、過去の自分の行いにさいなまれる碧であったが、風花(小野花梨)に「碧には碧にしかできんことあるんじゃない?」と励まされ、ある決心を固める。「全部、私が壊した。私、なんも見えとらんかった」「自分のことばっかで大事なものがなんも見えとらんかった」「ずっとお前がうらやましかったんよ」「他人のことなんでどうでもいいと思っとった」と、碧や風花、喜多野、高木、梨沙(武田玲奈)、そして尾関…それぞれが過去を振り返り、思い通りの人生にならなくとも、6人がそれぞれ見つけ出した答えとは何か…。

◆“どこか居場所がないと感じてしまう若者の今”に共感する声多数

視聴者からは「今の時代を写す鏡のような内容」「今を生きるどこにも居場所のない若者達の現実を丁寧に描いていた」「大切なことに改めて気づかせてくれた」「6人が生き直す力を得ていく姿に心救われる」といった感想が多く集まっている。

本作は「どこか居場所がないと感じてしまう20代の若者の“今”を切り取る作品」というテーマに共感する声が多数寄せられ、また、幾田りらによる主題歌『Sign』についても、「登場人物みんなが前を向いて生きていく姿と歌詞がリンクしてすごく心にささった」「歌詞の意味が少し違って聴こえて一番沁みた」といったコメントが。楽曲は現代の若者たちが感じる「居場所のなさ」や「孤独」を表現しており、その点が特に評価されていた。(modelpress編集部)

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