10月12日放送の『キングオブコント2024』(TBS系)で2位とわずか1点差の大接戦を制したお笑いコンビ「ラブレターズ」。歓喜から一夜明けたチャンピオンのおふたりを直撃!
【写真】『キングオブコント』で披露したラブレターズの決勝ネタ
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■エディのモデルはトシちゃん!?
――KOC優勝おめでとうございます! LINEもたくさん届いたそうですね。
溜口 僕はドランクドラゴンの塚地(武雅)さんにお世話になっていまして。ここ2、3年は「溜口は台本に頼りすぎている。もっとマンパワーをつけたら上にいける」って言われていたんです。
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今回、自分なりに解釈してやったら、シソンヌのじろうさんが「?ニン?の力というか、マンパワーが勝因」と言ってくださって......。塚地さんからもLINEで「画面越しでもマンパワーを感じたよ。ここからまたバラエティで頑張ろうな」と言ってもらえました。
塚本 2本目のネタ(外国人男性エディが熱狂的ジュビロ磐田サポーターの女性をナンパするネタ「YOUは何しに海岸へ?」)は芸人仲間の吉住ちゃんが親身になって相談に乗ってくれたおかげで、ブラッシュアップできました。吉住ちゃんから「本当に感動した」ってLINEが来てうれしかったです。
――2本目のネタといえば、溜口さん扮する外国人男性エディが登場しますが、ラブレターズのほかのネタにも出てくる人気キャラですよね。
塚本 あの金髪のカツラは、以前出たミュージカルの舞台で溜口さんがつけていて、めちゃくちゃ似合っていたので譲ってもらったんです。
溜口 30万円ぐらいする良いやつなんですけど、3万円ぐらいにしてもらいました。
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塚本 それでも芸人の小道具としては高いから、元を取ろうと思ってエディのネタをいっぱい作ったんです。それでたどり着いた一番カオスなネタを決勝でやりました(笑)。
――エディのしゃべり方は田原俊彦さんですよね?(笑)
塚本 思いっきりトシちゃんですよね(笑)。
溜口 違います(笑)。
――『教師びんびん物語』(フジテレビ)で日本語を覚えたという裏設定があったりしないですか?
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溜口 違います(笑)。トシちゃんと榎本(野村宏伸)で日本語を覚えたわけじゃないんですよ。たまたまエディがああいう声質だっただけです。
■シークレットシューズ界のイチローと松井
――おふたりはシークレットシューズを愛用中ですよね。
溜口 僕らは内緒にしているんですけどね(笑)。周りの人が言っちゃうから。
――シークレットシューズ専門店の一日店長もやっていましたよね?
塚本 本来の店長がシークレットシューズを履かなくても189?あって、僕らの横に立ったらデカすぎました(笑)。
――(笑)。そのお店が今回、優勝記念セールをやってくれていますよ。
溜口 え! ソフトバンクみたいなことを?(笑)
塚本 マジすか!
――ラブレターズ愛用モデルが紹介されていました。
溜口 プロ野球選手着用モデルみたいな(笑)。
――失礼ですが、惹きはあるんですか......?
溜口 これがあるんですよ(笑)。一日店長をしたら売れ続けましたから。「店長と同じモデルありますか?」ってお客さんが殺到しました。
塚本 完売でしたね。
溜口 シークレットシューズ界のイチローと松井(秀喜)と呼ばれています(笑)。
■シカゴでどんぐりをまく
――おふたりは周りからイジられるキャラですよね?
溜口 そうですね。KOC決勝直後にほかのファイナリストから「おめでとうございます」と同時に「靴をかさ増ししてんだろ! ウソつくなよ」って罵倒されました。
塚本 「おめでとう」からの罵倒が早かったですよ(笑)。
――後輩から舐められがち?
塚本 そうですね(笑)。KOCコラボカフェにファイナリスト全員のパネルが並んでいて、そこにサインを書きに行ったら、僕の顔だけ落書きされていて......。顔をマジックで縁取られて、「138?」って書かれていました(笑)。一般の方は入れない場所なので、どう考えてもファイナリストの後輩の仕業です。
――(笑)。第17代KOC王者として今後の活動予定は?
溜口 元ゾフィーの上田航平くんや吉住ちゃんたちと組んでいるユニット「Tokyo Sketchers」で今年12月に米シカゴ公演をやるんです。全編英語のコントを90分やってきます。
塚本 どんぐりをまきに行こうと思っています。
――決勝の1本目のネタ「光」も披露する予定なんですね。
溜口 シカゴでウケるかわからないですけど、東京03の飯塚(悟志)さんと同じ感想をもらえたら最高です。
塚本 「哀愁があって......」とかね(笑)。
●塚本直毅(つかもと・なおき)
1984年12月28日生まれ、静岡県出身。日本大学藝術学部文芸学科卒業。趣味はアメフト観戦、サウナ、アサラト(楽器)、ミシン(洋服リメイク)
●溜口佑太朗(ためぐち・ゆうたろう)
1985年1月19日生まれ、埼玉県出身。日本大学藝術学部映画学科卒業。趣味はタップダンス、日舞、ディナーショー
取材・文/インタビューマン山下 撮影/井上たろう