新しい出会いの場として浸透しつつある「マッチングアプリ」。本連載では、ユーザーが抱えるリアルなギモンや悩みを、20代を中心に価値観重視の出会いを提供するマッチングアプリ『with』の"中の人"に直撃! プロフィールの作り方からデートノウハウまで、マッチングアプリに関するさまざまなテーマを裏側からひも解いていきます。
プロフィールや写真の雰囲気からは良い人そうなのに、何だか違和感がある……。今回は、そんな怪しいニオイがした場合の対処法や危険人物を見極めるポイントについて、withのセーフティセンターで働く担当者に聞いてみました。
○◼マッチングアプリの安全対策って?
――マッチングアプリに興味はあるものの、知らない人との出会いに不安を感じる人も少なくないと思います。
そもそもマッチングアプリには、利用者の安全を守る対策機能が用意されているアプリと、そうでないアプリが存在します。
安全対策を講じているアプリの中には、ユーザーが安心・安全にサービスを利用できるよう「セーフティセンター」を設置しているところも。withのセーフティセンターでは、「悪質ユーザーの特徴と注意事項」「デートのガイドライン」といった情報の周知をはじめ、相談窓口の提供などを行っています。
マッチングアプリを利用したいけどちょっと不安……という人は、各アプリの安全対策をチェックしておくと良いのではないでしょうか。
○◼要注意人物の見極め方
――では、マッチングアプリにいる危険人物の見極め方を教えてください!
withでは、すべてのユーザーに安心・安全にご利用いただくため、目的外利用の抑止を目指し、24時間365日の監視体制を敷いて悪質ユーザーに目を光らせています。今回は、withのセーフティセンターの知見をもとにお話しをしていきますね。
はじめに、プロフィールだけで危険人物がどうかを判断することは難しいため、やりとりの中で次のポイントを見てみると良いでしょう。大きくわけて4つです。
・不自然な日本語を使用している
・マッチング後すぐ会おうとする
・特定の駅のみで会おうとする
・第三者に会わせようとする
このような場合、本当に信頼できる相手なのか慎重に判断し、違和感を持った場合は関係を続けないことも大切です。また、各タイプの特徴についてもお伝えしていきます。
○・マルチ商法
会う場所として、フットサルなどスポーツの場、お花見といった季節のイベントなど、比較的大勢の人が集まっている場所に誘う傾向にあります。また、「夢は何?」「どのくらい稼げるようになりたい?」といった将来像を尋ね、勧誘してくるケースがあるようです。
○・投資詐欺師
投資詐欺においては、詐欺師集団などの業者が一般ユーザーになりすましていることがほとんどです。また、日本国外の方が日本人を装うケースが少なくありません。日本語に不自然さが感じられたり、「株や投資商材に一緒に投資しよう」という誘いを受けたりした場合は注意が必要です。
○・結婚詐欺師(ロマンス詐欺)
昨今増加している「結婚詐欺(ロマンス詐欺)」は、メッセージ上で「会いたい」と伝え、飛行機代や交通費を請求するにも関わらず、直接会うのはもちろん、電話でのやりとりを拒否する傾向があります。
――ほかにも自分の身を守るために注意しておくべきことはありますか?
デート場所は注意が必要です。危険を避けるためにも、自宅や車など密室かつ人気(ひとけ)のない場所で会うことは避けましょう。
ほかにも、電話を使って相手がどんな人物かを知ることもおすすめです。withではマッチングした相手と直接会話を楽しめる「with通話」という機能があり、電話番号や個人情報を相手に知らせることなく、アプリ内で気軽に音声通話やビデオ通話が可能です。
例えば、電話は面倒なことに加え自分の嘘がばれてしまうため、詐欺師は避ける傾向に。違和感を持った場合、電話をしてみるのもアリかもしれません。また、悪質ユーザーとは関係なく、話し方や声のトーンから相手の雰囲気はなんとなくイメージできるもの。
ぜひ、相手を理解する上でも電話を有効活用してみてはいかがでしょう。
"自分の身を守るのは結局自分"。注意点を頭にいれつつ、新しい出会いを楽しんでみてください。ステキなパートナーに出会えることを祈っています!(畑山瑞穂)