二宮和也、独立後も変わらぬ俳優スタイル「面白い現場の声が聞こえたら顔を出せるように」 初挑戦・配信作品の利点は「時間」

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2024年10月28日 12:00  ORICON NEWS

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ABEMAドラマシリーズ『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』に出演する二宮和也(撮影:KOBA) (C)ORICON NewS inc.
 俳優の桐谷健太(44)が主演を務める、ABEMAドラマシリーズ『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』が、11月7日から放送される。それに先立って、参事官・高野龍之介を演じる二宮和也(41)が取材会に参加。初めての配信作品出演を経ての気づきや俳優としてのスタイルを語った。

【別カット】『インフォーマ』の世界観の中で…ほほ笑む二宮和也

 同シリーズは、政治、経済、芸能、裏社会のあらゆる情報に精通し、社会を裏で操る謎の情報屋“インフォーマ”の木原慶次郎(桐谷)と、ペンで権力に立ち向かうという信念を持つゴシップ週刊誌『週刊タイムズ』の記者・三島寛治(佐野玲於)の“異色のコンビ”を軸に繰り広げられる本格クライムサスペンスドラマ。今作は、2023年放送のカンテレ『インフォーマ』の続編となり、舞台をタイに移す。

 沖田臥竜氏のクライム・ノベル「INFORMA」シリーズ最新作『INFORMAII -Hit and Away-』を原作に、同氏が監修も務める。前作に続き、企画・プロデュースは藤井道人氏が担当し、総監督はBABEL LABELの逢坂元氏が務める。今作からの出演となる二宮は、参事官という立場でありながら「闇バイト殺人事件」の捜査に入り、状況を気にかけている警察官僚・高野を演じる。

 前作からのファンである二宮は「続編をやるんだと(桐谷)健太くんから聞いたとき、うれしかったんです。また見られるんだと」と思わずファンの顔に。「非常に期待していたので、出る、出ないよりは、ワクワクする気持ちでした。ぜいたくな時間でした」と喜びをかみしめた。

 二宮は、桐谷の猛プッシュをきっかけに出演が決まった。「基本的には、面白い現場の声が聞こえたら顔を出せるように努力したいと思っていたので、変わらずやらせてもらっている形です」と、前事務所から独立した後も変わらぬ俳優業への意識を貫いている二宮。「トータルで見てめちゃくちゃ出てなくても、一緒にやってみたいなというところには積極的に行くようにさせてもらっています。ワンポイントであろうとも行けるところは行ってみたいと思っています」とグッと前のめりに。今作は、ドラマ撮影と重なっていたが「スケジュールがあるという俳優人格ではなく、あの人(桐谷)が呼んだから。人間として、こんなに『出て』と呼んでくれているんだとしたら、行った方がいいんじゃないかと」と出演の決め手を明かした。

 桐谷の猛プッシュという導きや、各所の協力もあり、実現した出演を経て、二宮は「夢のような時間を味わえた」と充実感あふれる笑顔に。今作でABEMA初出演となる二宮は「現場がどういうものかわかっていなかったのですが、いろんな方といっぱいあいさつさせていただいて。お姫様状態だった」とユーモアを交えつつ、「(地上波では)全ての作品がそうというわけではありませんが、時間に負ける場面が少なからずあるのですが、俳優がこう言っているから考えようよっていう揉む時間があるので、粘度が高くなっている」と配信作品ならではの利点を分析。

 続けて「桐谷さんが言っているから、森田剛さんが言っているからではなく、イチ俳優が疑問に思っていることに時間を割いてくれるのは、ぜいたくだなと。「ポッと出た議題に対し、気持ちがスッと落とせるところまで、時間をかけて向き合ってもらえるのは、配信コンテンツに来て思ったことでした」と新たな気づきを明かした。

ヘアメイク:浅津陽介

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