前回からの続き。私は24歳、夫と娘のエイミとの3人暮らしです。娘同士が同じクラスのメイちゃんママからいつも見下されているような気がして、挨拶をされても無視を貫いていました。しかしそんなある日、夫からメイちゃんママがラウンジで働いていたという事実を知らされます。最初は驚きましたが、「これはメイちゃんママを孤立させるチャンスだ」と思い、翌日幼稚園のママたちにあることないこと言いふらしました。しかしヒビキくんママのせいで、計画はうまくいきませんでした。
ママ友たちが私の悪口を話しているのが聞こえてきました。いまさらながら、既読スルーされた意味がわかりました。弁明しようにも、このタイミングで声をかける勇気は、さすがにありません。そんなときにやってきたのが……メイちゃんママでした。
メイちゃんママは一瞬戸惑ったような顔をしましたが、すぐにきゅっと決意したように挨拶してくれました。
てっきり見下されると思っていたのに、メイちゃんママは私に「ありがとう」とお礼を言ってくれたのです。予想外のことに私が戸惑っていると、メイちゃんママは「では」と去っていきました。
|
|
メイちゃんママを何とか悪者にしたくて、悪口を言いふらしていた私。しかしそのせいで、ほかのママ友たちから呆れられてしまいました。そんな私に声をかけてくれたのは、なんとメイちゃんママでした。
「何とかして貶めてやろう」と考えていた自分が、今ではとても恥ずかしいです。
口から出てしまったものをもとに戻すことはできません。エイミは年中ですし、卒園まではまだ1年以上あります。自分の愚かさが招いてしまったこの状況に反省しながら、これからは言動や考えが一方的にならないよう気をつけようと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・吉田ぱんだ 編集・みやび
|
|