スターダストプロモーション所属の男性アーティスト集団の特集連載「月刊EBiDAN図鑑」。今月はダンス&ボーカルユニット「ONE N’ONLY」(ワンエンオンリー)が登場。独自の音楽路線で日本を飛び越え、中南米や欧州で高い人気を誇り“世界から逆輸入”とも言われる6人が、最新EP「Fiesta」を紹介します。【望月千草】
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国外での支持を得たきっかけはSNS。コロナ禍だった20年、TikTokでブラジルのヒット曲に合わせて踊った動画が現地を中心に大バズリ。その後もノリの良い楽曲と安定したパフォーマンス力で海の向こうのファンの熱を高め続け、TikTokの総フォロワー数は国内男性アーティスト1位の580万人に到達。23年にはブラジル3都市でのワンマン公演を成功させた。
HAYATO 言語や国の違いはエナジーやパッションで乗り越えます(笑い)。南米の方は歌ったり踊ったり、かなりフリーなスタイル。日本では見せる曲が参加型の曲になるって気付かせてもらったり、性質の違いを取り入れることができるのがぼくらの強みです。
J−POP×ラテンミュージック。グループ名の通り、国内エンタメでは他と被らない唯一無二のスタイル。今EPタイトル「Fiesta」はスペイン語で祝祭、パーティーの意。メンバー全員でタイトル案を出し合い、HAYATOが“名付け親”になった。
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HAYATO お客さんにも参加してもらって熱量の高いライブを作りたいという思いがあって。お祭り騒ぎにしたいというところから「Fiesta」に決まりました。
TETTA なじみやすくて良い名前。シンプルで良いなと思いましたね。
メンバーそれぞれのオススメの1曲を聞いた。
EIKU 「Too Much」はラテン調の楽曲で曲調もおしゃれで好きです。僕とTETTAがフェイクし合うところがあるんですけど、そこが気持ち良くて。レコーディングも楽しくできましたし、HAYATOと一緒に振り付けを担当させてもらいました。
TETTA 僕が主演した映画の挿入歌の『Fight or Die』です。ライブでパフォーマンスしていると、役を演じていた時の記憶がフラッシュバックしたりするんです。思い入れがありますし、曲調も攻撃的で好きです。
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REI 「Burn it out」はJロックで王道なロックサウンド。シンプルなんですけどメッセージ性が強い。歌い方にも工夫したので、自分なりに思い入れがあります。
NAOYA 「ALL OUT」は初めてラッパー3人で歌詞とかを考えながら作り上げました。47都道府県ツアーのファイナル公演でやらせてもらった曲で、まさか盤になると思っていませんでした。ファンのみんなの元に届くと思うとうれしいです。
HAYATO 全曲に思い入れがあるんですけど『R.U.S.H』がです。ラップ部分の制作に参加しました。ユニークなクセがあるので中毒性を生んだら良いな。サビの繰り返すフレーズが良いので聞いて欲しいです。
振り幅ある音楽はまさにお祭り騒ぎ。「ワンエン」らしさあふれる情熱的な楽曲もそろう一方、ザ・アイドル楽曲がアクセントになる。
KENSHIN 「Free Hug」はめちゃくちゃキャッチー。MVが公開されているんですけど、あそこまでかわいいに振っているワンエンちゃんはなかなかない。振り付けもキャッチーでかわいらしいので、みんなに踊って欲しいです。
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活動7年目。EBiDAN全体での冠番組の放送が始まり、国内での注目も高まるばかり。
TETTA ONE N’ONLYの冠番組は絶対やりたいです! 全てにおいて「爪痕を残す」というのをテーマに置いてます!
今でも、NAOYAを中心にメンバーの誕生日を祝い合うなど“祝祭”は欠かさない。
HAYATO 「次はワンエンだぞ!」という気持ちでやっていきたいです。EPがウイークリーチャート1位だったので、その“祝祭”をしたいですね。
世界と日本。二刀流で怖い物なしのグループになる。
◆ONE N’ONLY 18年にダンス&ボーカルユニット「EBiSSH」「さとり少年団」の合同ユニットとして誕生。メンバーはボーカルTETTA、REI、EIKU、ラップ&ダンサーHAYATO、KENSHIN、NAOYA。ファンの呼称はSWAG(スワッグ)。22年7月に初のブラジル公演、23年4月にブラジル3都市をまわるワンマンツアーを実施。グループ史上最大規模のツアー「ONE N’ SWAG 2024 ¿Fiesta?」大阪公演、東京公演が控えている。
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