銀座ホステスが見たお金持ち 第6回 お金持ちのカバンの中身に共通する3つのポイント

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2024年10月31日 16:31  マイナビニュース

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今回は、銀座のクラブに通うお金持ちのカバンの中身に共通する3つのポイントを解説します。お金持ちの持ち物からは、彼ら特有の哲学が見えてきます。持ち物だけでなく、そのマインドごとお手本にできたら、人生をより良いものにできそうですね。



では、さっそく解説します。


○富裕層のカバンはとっても軽い



お越しいただいたお客様をお席にご案内し、カバンをお預かりする際に「え!軽い!」と驚くことが多々あります。お金持ちの持ち物は必要最小限です。



「とても軽いですね」と、お客様のカバンをさして言うと「そうそう……」と言ってカバンの中身を見せてくださいました。オーストリッチのとっても素敵なそのカバンに入っていたのは、お財布とキーケースとスマホとハンカチ、あとはせいぜいお薬ポーチ程度で、非常にスッキリしています。



メイク直しに汗拭きシート、飲みかけのペットボトル、食べかけのグミ、出先でなんとなく手にしたフリーペーパーなどがパンパンに詰め込まれていて、常に重たい私のバッグとえらい違いです。



「カギはどこ!?」「あれ?またリップクリームがない……」と、必要なものがすぐに見つからずに、カバンを広げてはガサゴソと探索する始末。見つからなかったリップクリームが後日カバンの底から見つかることはザラで、自宅には1度しか使っていないリップクリームが5本はあります。ちなみにハンドクリームも。



一方、必要最小限のものしか持ち歩かないお金持ちのカバンの中身は常に整理整頓されていて、必要なものがすぐに取り出せるようになっています。お忙しいお金持ちだからこそ、効率を重視していらっしゃり、無駄がありません。

○お財布の中身まで整理整頓



お金持ちは、お財布の中身も非常にスッキリしています。お札の向きはしっかりと揃えられており、中にはお札を10枚、50枚、100枚とまとめて束ねて入れていらっしゃる方も。クレジットカードが使い古されてボロボロだったり、お財布そのものがくたびれていたり、なんてこともありません。



皆さんのまわりにいませんか? お財布が、使っていないポイントカードや期限切れの割引チケット、金運上昇グッズなどの不用品ではちきれそうな方が。しかも、お札の向きはバラバラです。



このような方はお金持ちにはなれないと断言できます。なぜなら、お金を、もっと言えばお金を稼ぐという行いそのものを、大切にしていないからです。



せっかく苦労して稼いだはずのお金を、乱雑に、それもわざわざ汚れたお財布に入れてしまうのは、お金も、お金を稼ぐという行為そのものも軽んじているのと一緒です。

お金持ちは、お金をとても尊いものとし、また、お金を稼ぐことそのものをとても尊い行いとしています。お金があれば、大切な人をより幸せにできますよね。例えば、両親を旅行に連れて行ったり、兄弟が困っているときは援助したり、そんなことができます。お金を稼ぐことは尊いことです。



お金持ちのお財布が常にスッキリ整理整頓されキレイな状態なのは、お金を尊いものとし、お金を稼ぐこと、つまりはお仕事と真摯に向き合っているから。その姿勢がお財布に反映されているのです。



お金を稼ぐことを「守銭奴だ」「卑しいことだ」「ガツガツしていてイヤラシイ」なんて言ってないがしろにし、金運上昇グッズに頼っているうちは一生お金持ちにはなれません。

○お金持ちは本を持ち歩く



クラブに遊びにいらっしゃるお客様の中には、読書を趣味にしていらっしゃる方も多いです。カバンの中には、日頃から読んでいらっしゃる本が入れられています。



お客様がどのような思想やアイデア、情報に触れ、そのたぐいまれなるビジネスセンスやお考えを身に着けてこられたのだろうと気になり、彼らの愛読書を教えていただくことがあります。先日はコニー・ウィリス著の「犬は勘定に入れません」という小説を紹介していただき、さっそく購入しました。



「無駄なく、効率よく」をモットーとするお金持ちの皆さんは、隙間時間で情報収集を行い、知的好奇心を満たしていらっしゃいます。読書を通じて素晴らしい言葉にたくさん触れ、物事を正しく分析する力を日々蓄えていらっしゃいます。



たいした用事もないのに、スマホをいじって時間を無駄にしていませんか? SNSでは、著名人などのアカウントに卑劣な書き込みをして楽しんでいる方が多々見られます。なんと虚しく、無意味なことだろうと思います。時間は誰にとっても平等に有限です。



お金持ちを目指す方には、ぜひ読書を趣味にしていただきたいです。たったの数百円、数千円で、新しい言葉に触れ、著者の経験したことを追体験できるなんて、とびきりお得だと思いませんか? 周囲に尊敬している人がいる方は、ぜひその方の愛読書を紹介してもらってください。

○まずは新聞を読むことからスタートしてみるのもおすすめ



今回は現役ホステスの視点で「お金持ちのカバンの中身に共通する3つのポイント」を解説しました。私もお客様を見習ってカバンの中身、お財布の中身を整理整頓しようと思います。リップクリームとハンドクリームは無限に増えるので困ります……。



読書は子どものころから大好きで、就寝前に母が読み聞かせてくれた「ぐりとぐら」シリーズは今でも愛読書です。小学生の頃は、ラジオ体操皆勤賞のご褒美にともらった図書券で本を買うのが楽しみでした。たしか、水木しげる先生の妖怪図鑑を買いました。



図書館で借りる本ではなく、自分の本を買えるのがとても嬉しかったことを覚えています。



どうしても読書が苦手な方は、新聞を読むことからスタートするのもおすすめです。新聞の記事には、5W1H(いつ、だれが、どこで、なにを、なぜ、どのように)が完結にまとめられています。物事を完結に、なおかつわかりやすく人に伝えるコツが詰まっています。時事ネタも拾えて一石二鳥ですよ。



みずえちゃん みずえちゃん 1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務しながら、大阪北新地でキャバ嬢デビュー。現在は銀座のクラブに勤めるかたわら、フリーランスのライターとして活動している。 この著者の記事一覧はこちら(みずえちゃん)

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