歌手で俳優の中山優馬が10月31日、ソロデビューの記念日となるこの日、ファンクラブ“You&Yume”発足後初のファンミーティング『YUMA NAKAYAMA〜You&Yume〜MEETING 2024 NANIMONO』をKT Zepp YOKOHAMAで開催した。
【写真】アツい…!全力で歌唱披露した中山優馬 いきなり客席に登場し、「こんにちは!ようこそいらっしゃいました!今日はいい思い出を作りましょう!」というあいさつと共に1曲目の「YOLO moment」からスタート。2ヶ所に設置されたお立ち台でファンに手を振りながらファンと近距離で触れ合える空間を中山自身が存分に楽しむ。2曲目は「Step!!」ではまさに軽快なステップを踏みながらセットの机の上なども使って踊りファンを魅了していった。
その後は、ファンミーティングならではの質問コーナーやライブ直後の11月1日午前0時からYouTubeチャンネルを始めること、さらに12月25日にミニアルバム『GOOD VIBES』をリリースすることなども発表。そのミニアルバムのタイトル曲「GOOD VIBES」をいち早く披露した。グルーブ感あふれる楽曲は、この日は中山の歌のみのパフォーマンスながら、実はこの楽曲の振付を担当したのは、中山が師匠と慕う屋良朝幸。ミニアルバムのDELUXE盤には、この楽曲のMVも収録される。
このほかミニアルバムには、今のリアルな心境をもとに中山自身が歌詞を書き下ろした応援歌「Fine Play」や屋良をゲストボーカルに迎えた「Doppler Dream」も収録。もちろんこちらの振付も屋良である。
後半は、ファンミーティングのタイトルにもなっている“NANIMONO”を表現するブロック。「なにも経験のなかった僕が、今はいろんなことをやっている。俺って、なぜ、ここにいるんだっけ?俺って、なにする人だっけ?そんな俺は何者?」という中山の語りを受け、モニターには中山自身の映像が現在から過去にさかのぼって映し出された。
そして、ここからは俳優でもある中山だからこそ可能な、芝居と楽曲を照らし合わせたコーナーへ。野球少年だった中山がおこづかいにつられてオーディションを受け、合格。アイドルとして歩み始めるのだ。その頃の楽曲「Dial Up」を当時のキラキラした衣装で踊りながら歌ったかと思えば、上京してからの葛藤は鬼気迫る芝居で表現。この部分ではドラマチックに「舞い、恋」を歌い上げてみせた。
さらに、この世界で生きていくことを決めたシーンでは「ネガイゴト」を、初めてのソロツアーの最終日を迎えた場面では、実際のライブ映像をバックに『In The Name Of Love」を歌うなど、これまでの芸能人生を振り返りながら、そのときどきの中山の気持ちを楽曲に込めてファンに届けた。
そんな中山がラストソングに選んだのは、ソロデビュー曲「Missing Piece」。中山自身も「僕は今、大きな転換期を迎えている。また新たな一歩を踏み出そうと思う」と語っていたが、そういう大事なタイミングにふさわしい“始まりの曲”。中山の情熱的な歌声にも、最後に語った「もっともっと自分の表現の幅を広げていきたいと思っている」という言葉にも、次のフィールドへ向かおうとしている彼の熱い思いが込められた。
約1時間のファンミーティングを楽しみながらやりきった中山は、最後に自らファンをお見送り。中山にとってもファンにとっても最高の時間を締めくくった。