無傷7連勝中オーサムリザルトら日本勢の強敵 米・年度代表馬候補の3歳牝馬は「夢のような馬」

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2024年11月01日 07:30  netkeiba

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デルマー競馬場に到着したソーピードアンナ Eclipse Sportswire / Breeders’ Cup Photos(c)
 現地時間11月2日(土)にアメリカ・デルマー競馬場で行われるブリーダーズカップディスタフ(米G1・3歳上牝・ダ1800m)。ケンタッキーオークスなど、今年はここまで6戦5勝(うちG1・4勝)を挙げるソーピードアンナ(Thorpedo Anna、牝3、米・K.マクピーク厩舎)を管理するケネス・マクピーク調教師がインタビューに応じた。

 ソーピードアンナは父ファストアンナ(Fast Anna)、母サターブス(Sataves)、母の父アンクルモー(Uncle Mo)という血統。今年はここまで6戦5勝。そのうち4勝はG1と今勢いに乗る3歳牝馬だ。唯一の敗北は、牡馬を相手にしたトラヴァーズSで、BCクラシックでも有力視されているフィアースネス(Fierceness)にアタマ差で敗れたもの。日本から7戦無敗のオーサムリザルトと、マーメイドS覇者のアリスヴェリテが出走するBCディスタフでも要注目の1頭となる。

 マクピーク師がソーピードアンナを初めて見たのは2022年のファシグ・ティプトン秋1歳セールだった。そこで一目惚れし、わずか4万ドルという価格で落札。「完璧な馬体を持っていて、ただただ『おお!』という感じでした」とマクピーク師は当時を振り返る。だがそのとき、ソーピードアンナが3歳牝馬チャンピオン、さらには年度代表馬のタイトルも狙えるような馬になるとは想像もしていなかったという。

 師はこれまでにも、テイクチャージレディ(Take Charge Lady)やスイススカイダイバー(Swiss Skydiver)など牝馬の発掘で鋭い目を見せていることで知られている。中堅あるいは下層のマーケットで1歳馬を買い続け、優れた馬を手に入れてきた。「プレッシャーがないし、全てがプラスに働き、相馬眼を鍛えることができた」と自身で振り返る。

 マクピーク師は、ソーピードアンナについて「彼女は本当に調教師にとって夢のような馬です。我々はとても自信を持っている」とコメント。日本からの刺客、オーサムリザルトやアリスヴェリテなど強豪ひしめく今回のレースだが、今勢いに乗るG1・4勝馬の戴冠に期待が高まる。

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