『ドクターX』は「雑談から生まれた」 プロデューサーが明かす秘話 男性社会で女性が活躍するドラマの先駆けに

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2024年11月01日 07:40  ORICON NEWS

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『劇場版ドクターX』ワールドプレミア舞台あいさつに登壇した(左から)中園ミホ、内山聖子、米倉涼子、田村直己監督 (C)ORICON NewS inc.
 『劇場版ドクターX』(12月6日公開)ワールドプレミア舞台あいさつが31日、都内で行われ、俳優の米倉涼子、脚本家の中園ミホ氏、エグゼクティブプロデューサーの内山聖子氏、田村直己監督が登壇した。

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 “絶対に失敗しない”フリーランスの外科医・大門未知子(米倉)が、難易度の高い手術を行い、群れ・権威・束縛…といった概念を打ち砕いて活躍する姿を描き、2012年から現在まで7シリーズが放送された国民的人気ドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系)。ドラマ誕生から12年、シリーズをけん引してきた最強の布陣により初映画化される本作で、ついにシリーズ完結を迎える。

 そんな『劇場版ドクターX』がこのたび、第37回東京国際映画祭で新設された女性監督の作品、あるいは女性の活躍をテーマとする作品に焦点をあてた作品が選出される【ウィメンズ・エンパワーメント部門】に正式出品された。

 男性社会で女性が活躍する本シリーズだが、内山氏は「企画の立ち上げの時は、米倉さんが白衣を着て、組織の中を、人を蹴散らして歩くっていうのが見たかった。そして何よりも患者さんにとって1番優れた医者というのは“失敗しない”外科医だろうという雑談から生まれた」と明かす。

 そして「女性のドクターがやっぱりなかなか登ってこれない歴史があったという声を聞いたタイミングで、ある大学病院で初めて女性の院長が誕生されて。その方に取材に行った時にも、ガラスの天井を破るのに大変だったという話を聞きました。今となれば女性も医療界でどんどん活躍できるようになって、それは何より米倉さんが大門未知子という役を生き生きと演じてくださったことが、今につながってるんだなと思います」と語った。

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