今夏リーズに加入した日本代表MF田中碧が、同クラブの新戦力組の中で最高評価を受けた。10月31日、リーズの地元紙『ヨークシャー・イブニング・ポスト』が伝えている。
今年8月に2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のデュッセルドルフからリーズに完全移籍で加入した田中は、現在EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)で9試合に出場。いまだゴールやアシストは記録していないものの、[4−2−3−1]システムのダブルボランチの一角として抜群の存在感を発揮している。
田中の評価は地元リーズでうなぎ登りだ。『ヨークシャー・イブニング・ポスト』は今夏にクラブが獲得した選手たちをAからDで評価。トッテナムからローン移籍で加入したイスラエル代表MFマノル・ソロモン(評価:D)やスイス人DFアイザック・シュミット(評価:C)らが厳しい評価を受けるなか、田中は最高評価の「A」を獲得している。
同紙は「タナカの加入は、リーズが今夏に行った最も賢い取引のように見える」と、田中獲得が“当たり補強”だったことを強調。「キャプテンのイーサン・アンパドゥが完璧な健康状態に戻る今季後半、タナカが彼と並び、中盤における非常に強力なパートナーシップを築くことはまったく想像しにくいことではない」と、現在ひざの外側じん帯損傷により欠場しているウェールズ代表MFとの共存も十分に可能であるという見方を示した。
新天地で着実に評価を高めている田中。現在、リーズはEFLチャンピオンシップで12試合を消化して6勝5分1敗の3位と好調を維持している。