俳優の綾瀬はるか(39)、大沢一菜(13)、森井勇佑監督が1日、東京・日比谷を中心に開催中の『第37回 東京国際映画祭』(6日まで)のガラ・セレクション部門に出品されている映画『ルート29』(8日公開)の舞台あいさつイベントに登壇した。
【全身カット】爽やかすぎ!デニム白シャツ姿で登場した綾瀬はるか 『東京国際映画祭』に綾瀬が参加するのは、意外にも今回が初めて。レッドカーペットでは、胸元が大胆に開いた艶やかなドレス姿だったが、この日はラフな白シャツにデニムを姿だった。レッドカーペットの感想を問われると綾瀬は「緊張しました。お客さんやマスコミの方々と距離が近かった。活気もスゴくて。映画のお祭りなんだなと感じました」とにっこり。大沢は「スゴい緊張しました」としながらも「楽しかったです」と笑顔を見せていた。
また、完成披露舞台あいさつでは、大沢が綾瀬へ手紙を書いた。そこでは「この前、一緒にご飯行った時も家まで送ってくれて、ママにもドッキリあいさつもしてくれて。ママは死ぬほどびっくりしたけど『綾瀬はるかちゃんは異常にかわいかった』とトンボさんが出てるCMを見るたびにずっと言ってるので、親孝行ができて感謝しています。『普段はもっとちゃんとした格好している』とママがずっと言ってるので、今度はうちにご飯を食べてきてください」と自宅へ誘う公開オファーを行っていた。
これが実現したのか問われると、大沢は「この前、実現しました」とうれしそうに報告。綾瀬は「すぐ一菜ちゃんが『日程、いつがいいですか?』と言ってくれて。すごく楽しかったです。監督も一緒にババ抜きしたり。お母さんの手料理もいただきました」と明かす。大沢は母親の反応を問われ「結構、喜んでました」と伝えていた。
本作は、『こちらあみ子』(2022年)で「第27回新藤兼人賞」金賞はじめ数多くの賞を受賞し、デビュー作にして多くの映画ファンを魅了した森井勇佑監督の最新作。詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションを受け、映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1ヶ月間旅をして書き上げた脚本を映画化した。
他者とコミュニケーションを取ることをあまりしない主人公トンボ(綾瀬)が、風変わりな女の子ハル(大沢)を連れて旅に出た先でのさまざまな出会い、そこで次第に深まるハルとの絆によって、空っぽだった心に喜びや悲しみの感情が満ちていく時間をつづったロードムービーとなる。