今回ご紹介するのは敏度さんがニコニコ動画に投稿した『臭豆腐をボロボロ日本語で作る【VOICEROID 東北イタコ】』です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
莧(ヒユ)で臭豆腐を作ってみましたわ。台湾では普通臭豆腐を食べたいならば、お店で料理したやつしか買ってない、家で自作なんてしませんわ。今回色々調べたところ、作り方についての情報が非常に少なくて、その少ない情報の中でさえ錯綜していて、手順も材料もはっきりしていないですわ。ですので先に言っておきますが、自家製の発酵食品はいつも危険が伴い、同じ作り方でも環境など原因で違う結果になりえるので、胃に自信がない人は真似しないでくださいね。
材料:
莧(ヒユ)、米の研ぎ汁、干しエビ、板豆腐
調味料:
とろみ醤油
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臭豆腐は主に台湾の夜市で食べられる台湾ではポピュラーな料理です。野菜などを発酵させて作った液体に豆腐をつけることで独特なニオイや風味をつけています。
このニオイは独特で、人によって得意不得意はありますが、発酵させた液につけることにより豆腐はうまみを増し、腸内環境を整える力も持っている食品です。
日本の食品でいえばまさに納豆のようなものです。
しかし、発酵食品の自作は食中毒を起こす恐れがあります。自作する際は十分に注意して行うようにしましょう。
『莧(ひゆ)』は日本ではほとんど見かける機会がない植物ですが、インドなどでは古くから食用として栽培されてきました。
一般的に食用として使用されるのは葉ですが、今回は根を使います。
根を切りガラス瓶に入れます。
この後発酵させる工程が入るため、使用する瓶は煮沸消毒をしたほうがいいとのこと。
莧の根を入れたら米のとぎ汁と小エビを入れて瓶を満たします。
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なんだか料理風景には見えませんが、これは臭豆腐を作るための重要な工程です。
この瓶を直射日光の当たらないところで1カ月間放置します。
一食を作るためなのに気の遠くなる作業です。
1カ月後の姿がこちら。
なんだか色味が強くなった気がします。
内容物が全部浮いてきています。
蓋を開けると独特なニオイが拡がります。
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1カ月かけてつくった画像の液体は『臭滷水(しゅうるいすい)』というもので、臭豆腐の元こと腐った水だとのこと。
篩で固形物をこしながらガラス容器に臭滷水を半分ほど入れます。
これで豆腐をつける準備が完成しました。
漬けるのは板豆腐。製造過程は絹ごし豆腐に似ていますが、豆乳を凝固させる際に圧力をかけて水分を抜くので弾力感がある豆腐です。
6等分にしてガラス容器に漬けていきます。
豆腐が全体的に遣ったら蓋をして冷蔵庫で数日間放置します。
完成までまだ時間がかかるようです。
数日後に開封してみると、強いニオイがなくなり、店で売っているものに近いニオイがするようになったとのこと。
これが1カ月以上費やした成果ですね。
早速料理していきます。今回は臭豆腐を使った料理としてポピュラーな揚げ臭豆腐を作ります。
専門店では大量の油で揚げるそうですが、今回は少量の油で半揚げにしていきます。
揚がったものがこちら!
なんだがふつうにおいしいそうです。
味付けは揚がり具合を確認するためにあけた穴にとろみ醤油をかけるだけです。
実食してみるとちゃんと臭豆腐の味がします!
ここまでにかかった時間はなんと1カ月と4日!
自作すると気の遠くなる料理です……。
残り5つも同じように揚げていきます。
残り5つもサックサクの揚げ豆腐になりました!
とてもおいしそうですが、
結論としては店売りがあるなら店で買えばいいとのことでした。
確かに一食作るたびに1カ月以上かかっていたら元も子もないですね。
今回は台湾の名物料理を自作する様子を紹介しました。動画内では臭豆腐を自作するにあたっての裏話やその味の詳細な感想なども語られています。この機会にぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
視聴者コメント
・自作できるんだすごい
・発酵と腐るは紙一重
・ホウレンソウもヒユ科だからやってみるか
・煮沸消毒は乾くまでに菌が付くことあるから信用してない…少量水入れて乾くまでレンチンか食品用アルコール使う派
・料理番組でもなかなか見ない一か月経過物
▼動画はこちらから視聴できます▼
『臭豆腐をボロボロ日本語で作る【VOICEROID 東北イタコ】』
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