■カーリング パンコンチネンタル選手権(日本時間1日、カナダ)
カーリングのパンコンチネンタル選手権がカナダで行われ、男子日本代表の「北海道コンサドーレ札幌」(世界ランク10位)が強豪・カナダ(同2位)を8‐4で破り、この大会初の決勝進出を決めた。
日本代表を牽引するのは44歳のベテラン・阿部晋也。かつてカーリングブームを巻き起こした「チーム青森」の監督を務め、2006年トリノ五輪と2010年バンクーバー五輪の2大会に監督として出場。2年後のミラノ・コルティナ五輪に選手としての出場を目指している。
対するカナダは世界選手権優勝36回、冬季五輪3度の金メダルに輝く世界最強のカーリング大国。そんな強豪相手に、日本は序盤から互角の戦いを見せる。3‐3の同点で迎えた第5エンド。カナダのストーンが多く残る盤面で、阿部がスーパーショットで相手のストーンを一掃。このエンドで5‐3と2点のリードを奪う。
第7エンドにも正確無比なショットで再び相手のストーンを弾き出し、流れを渡さない。この後、一度もリードを許さなかった日本がカナダを8‐4で破り、この大会初の決勝進出を果たした。日本代表の激闘に対しSNSでは、「手が震えた」「日本男子カーリング史上でも最高クラスのジャイキリ」と喜びの声が見られた。
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試合後、阿部は「世界最高のチームを倒せたなんて信じられないよ、最高だね」と流ちょうな英語で話した。中国(同17位)との決勝戦は日本時間3日に行われる。
*写真は阿部晋也選手。