アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、11月2日に控えたプレミアリーグ第10節ニューカッスル戦の前日会見に出席。日本代表DF冨安健洋など、負傷者の状況を明かした。
現在のアーセナルでは、最終ラインに負傷者が続出している。冨安は10月5日に行われたプレミアリーグ第7節サウサンプトン戦(○3−1)に途中出場した後、再び戦線を離脱すると、22日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節シャフタール・ドネツク戦(○1−0)ではイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリが右ひざを痛めて途中交代。さらに、27日に行われたプレミアリーグ第9節リヴァプール戦(△2−2)ではブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスが左ひざのケガに見舞われた。
加えて、アルテタ監督は同会見にて元イングランド代表DFベン・ホワイトの負傷も明言。「関節の問題」を抱えているという。
このような状況のなか、昨季は苦杯をなめた『セント・ジェームズ・パーク』でのニューカッスル戦が控えている。同試合を前に、アルテタ監督が最新の負傷者状況について言及。同会見は1日のトレーニング前に行われたが、アルテタ監督はガブリエウの状態について「今日のトレーニングセッションでフルメニューを消化することができれば、メンバー入りすることは可能だろう」と説明。ここまで行われたプレミアリーグとチャンピオンズリーグ(CL)の全試合にスタメン出場してきた“鉄人”は、1試合も欠場することなくメンバー入りする可能性もあるという。
一方でカラフィオーリと、最終ラインの選手ではないものの、9月にノルウェー代表の試合で左足首を負傷してから約2カ月間の離脱を強いられているMFマルティン・ウーデゴーアについては「間違いなく欠場することになる」と明かした。ホワイトについても「まだわからない。トレーニングを行なっていないから、状態を見ていくことになる」と話しており、欠場の可能性があるという。
また、サウサンプトン戦以降離脱が続く冨安についても、ニューカッスル戦は欠場になるという。背番号18をつける日本代表DFの復帰時期を問われると、アルテタ監督は「残念ながら、インターナショナルマッチウィーク前に戻ってくることはできないだろう」と返答。具体的な時期の明言は避けたものの、11月にFIFAワールドカップ26アジア最終予選の2試合を控える日本代表への合流は難しそうだ。
ニューカッスル戦を終えた後、アーセナルは同試合から中3日でアウェイでのCL・リーグフェーズ第4節インテル戦が予定されている」。イギリスメディア『イブニング・スタンダード』の情報によると、ウーデゴーアは同試合での復帰も期待されているが、アルテタ監督は次のように語った。
「現在は、彼が我々と一緒にある程度のトレーニングを消化する段階に達している。彼が痛みにどう対処するか、自然に動けるかどうか、フィジカル面で競技に必要なレベルに達しているかどうかを見極めなければならない。だが、彼がここまでやってきたリハビリの質と量を考えると、トレーニングに合流した後、おそらく『準備は万端です』と言うだろう。我々としては、そのような段階が一刻も早く来るようにサポートをするだけだ」
アーセナルがニューカッスルの本拠地に乗り込む一戦は、日本時間で11月2日の21時30分にキックオフを迎える。
【ハイライト動画】冨安も出場したサウサンプトン戦