インテル・マイアミを率いるヘラルド・マルティーノ監督が、アル・ヒラルに所属するブラジル代表FWネイマールが加入する可能性に言及した。1日、大手メディア『ESPN』が伝えた。
現在32歳のネイマールは母国の名門サントスで頭角を表し、2013年夏にバルセロナへ完全移籍加入。現在インテル・マイアミでプレーするアルゼンチン代表FWリオネル・メッシや元ウルグアイ代表FWルイス・スアレスと強力な3トップを結成し、チャンピオンズリーグ制覇などに貢献した。
パリ・サンジェルマンを経て、2023年夏からアル・ヒラルでプレーしているが、ひざの重傷で昨年10月から丸1年離脱。現行契約は2025年6月末で満了を迎えるなか、1年間の延長オプションも付随しているが、今シーズン終了後の去就には注目が集まっている。
そんななか、ネイマールがマイアミの不動産を購入したとの報道が話題となり、メッシ、スアレスとの“MSN”再結成が噂されるようになった。しかし、バルセロナ時代にネイマールを指導したマルティーノ監督は、「ここに家を買った人はみんなプレーしに来るのか? ここに家を買ったからとか、フォートローダーデール出身のガールフレンドがいるからという理由で、その選手について話したり言及したりすることはできない」と、ネイマール獲得の噂を否定。MLSが定める厳格なサラリーキャップや選手登録枠の関係から、同選手の獲得は現時点で不可能だと強調した。
「メッシたちがいるから、何が起こってもおかしくはない。ただ、リーグがサラリー規定をより柔軟なものにしなかった場合、それ(獲得オペレーション)がどのように実行されるのかは想像もつかない」
「噂が書かれた後でも、何も起こらず、何の影響もない。ルールは厳格であり、MLSが変更することを決定しない限り、破ることはできない。まずはリーグが何を規定し、それから獲得が本当に可能かどうかを分析しなければならない。その前提から出発して、今日、これ(ネイマール獲得)は不可能である。この話はそれで終わりだ」