俳優の池松壮亮(34)が4日、都内で行われた映画『本心』(11月8日公開)の公開直前〈ヴァーチャルトーク〉イベントに登壇。共演の三吉彩花(28)、水上恒司(25)とともに、劇中の展開になぞらえた仮想空間で会話を繰り広げる“ヴァーチャルトーク”を行った。
【写真】映画『本心』イベント 水上恒司がバーチャル出演 映画にちなんで「もし自身が仮想空間上で会いたい人に会えるとしたら、誰に会ってみたい?」という質問に、池松は「豊臣秀吉」と回答。その理由を、「来年から豊臣秀吉を演じることになりまして。大河ドラマで1年間。お会いして、2時間ぐらいトークしてみたいなと」と答えた。『本心』にも出演する俳優の仲野太賀が主演を務める、2026年放送予定NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に出演する。
MCが「いろいろ演技のアイデアをもらいたい?」と聞くと、池松は「アイデアというか、どういう方だったのか。会えないですから。会えないことで想像することもいいと思いますけど、もし会えるんだったら、ちょっとお会いして、そのドラマ入る前にいろいろ参考にしたいなと思います」と答えた。
本作は、“リアル”と“リアルではないもの”の境界が今よりもさらに曖昧になった世界を舞台に、急逝した・秋子(田中裕子)の本心が知りたい朔也(池松)が、生前のパーソナルデータをAIに集約させ、仮想空間上に“人間”を作るというストーリー。平野啓一郎氏の原作を読んだ池松が、『月』『船を編む』などの石井裕也監督に映画化を提案した。三吉、水上、仲野太賀、田中泯、綾野剛、妻夫木聡、田中裕子らが共演。
池松は、遠く離れた依頼主の指示通りに動く“リアル・アバター”として働く青年・石川朔也を、三吉は、朔也の急逝した母のVF(ヴァーチャル・フィギュア)を作るために協力する生前の秋子の親友・三好彩花を、水上は朔也にリアル・アバターの仕事やAIで人を再現できる技術があることを紹介する朔也の幼なじみを演じる。