文化庁は5日、政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に再提案していた「伝統的酒造り」について、ユネスコの評価機関が「登録」を勧告したと発表した。12月2〜7日にパラグアイで開催予定の政府間委員会で正式決定される見通し。
阿部俊子文部科学相は5日の閣議後記者会見で、「伝統的酒造りはわが国の大切な文化で、勧告は大変喜ばしいこと。引き続き登録に向け、最善を尽くしていく」と述べた。
伝統的酒造りは、こうじ菌を用い、日本酒や焼酎、泡盛などを造る技術。登録されると2022年の「風流踊(ふりゅうおどり)」以来で、日本の無形文化遺産は23件目となる。