秋田県の「佐原商店」で50年以上、地元に愛され続け、日々誰かが訪れていた“うどん・そばの自販機”。「佐原商店」の閉店に伴い、なくなる危機もあったが、地元民の強い要望などもあり、2016年4月に「道の駅あきた港 SELION」に移設。今なお、多くの人々に温かいうどん・そばを提供している。NHK「ドキュメント72時間」(2015.3.6他)をはじめ、多くのメディアで紹介されたこの自販機と訪れる人々の心温まるエピソードが絵本『ぼくは ぽんこつ じはんき』(あさ出版)として書籍化され、11月6日(水)に刊行される。
海の見える町にあった1台のぽんこつの自販機は、24時間365日、今日もまた海を見ながら、みんなが来るのを待っていた。そのぽんこつ自販機には、毎日毎日たくさんの人が訪れる。散歩途中の親子、デート中の恋人たち、仕事中の運転手さん、悩みを抱えた社長さん・・・。人々はぽんこつ自販機がつくった温かーいうどん、そばを食べながらいろいろな話をし、笑い、悩み、考えて、また自分たちの場所に戻っていく。そんな日常が続くと思っていたある日、思ってもいなかったことが起きた――。人気絵本作家の由美村嬉々氏が文を、絵本の仕事で活躍する山本久美子氏が絵を手掛けた。40ページ、税込み1540円。Amazon、楽天などのネットショップで購入できる。
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