自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、不起訴となった萩生田光一衆院議員の政策担当秘書について、検察審査会が「不起訴不当」と議決したことがわかりました。
萩生田議員をめぐっては、安倍派の政治資金パーティーで、自身が代表を務める政党支部の収支報告書に2728万円の収入を記載していなかったなどとして政治資金規正法違反の疑いで刑事告発されましたが、東京地検特捜部は今年5月、萩生田議員本人と政策担当秘書の男性を不起訴にしています。
この処分について検察審査会が、秘書の不起訴は不当だと議決したことがわかりました。
この秘書は、萩生田議員の政治資金パーティー券の販売業務を担当していましたが、議決では「萩生田議員の政策秘書であり、(政党支部の)会計責任者にすべてを報告しなければならなかったにもかかわらず、故意に報告しなかった」「責任は重大で悪質性は相当程度高い」としています。
議決は先月23日付で、特捜部が今後、再捜査することになります。
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一方、萩生田議員本人については、検察審査会は先月9日付で不起訴は相当だと議決しています。